天使の言い分:3

日常のつぶやきを書き留めました。
でもツイッターではない。

鎮魂の日。

2022-01-17 15:53:33 | 日記
阪神大震災から27年が経ちました。
震災後、3年目に訪れた神戸の街はきれいでした。

校庭や公園にブルーシートが目立ち、
空き地も点在していましたが、
インフラはかなり整備された印象でした。

テレビで震災を知った時は、
これは現実の話しではなく、映画を見ているのかと思いましたが、
3年の月日が経った現地での、
そんな印象はあまり受けませんでした。

災害関連死を含めて、6000何人の方が…と報道される、
「災害関連死」は、
その時点では助かったけど、
時間が経ってから亡くなられた方という意味かと思いました。

勿論、そういった方もいらっしゃるでしょうが、
多くは、復興支援の住宅に移ってからの孤独死や、
知り合いもなく寂しい思いから自死された方も
たくさんいらっしゃっるんだよ、と現地の方からうかがって、
目頭が熱くなりました。

「せっかく助かった命なんだから、
亡くなった方々の分までしっかり生きて行こう」とは、
心が元気な人が言える話しで、
紙一重で助かった方は、罪の意識にさいなまれていると聞きました。

「じゃあまた明日ね」
そう言って、手を振って別れたあのお友達はもういない。
それなのに私は生き残ってしまって…。ごめんね。と。

東遊園地のルミナリエも行きましたが、
「わぁキレイ!」と感じてしまった私の浅ましさ。
その数倍の重さを感じているのだと思いました。

あれから27年。
ビーナスブリッジで、鎮魂のトランペットは鳴り響いたのでしょうか?

コメント
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