届きました。

復興牡蠣が届きました。



3.11の震災で大打撃を受けた三陸の牡蠣。



復興のためのオーナー制度に乗ったのですが

このたび２０個の牡蠣が、生産者さんの寄せ書きとともに我が家に届きました。



あちこちに募金箱が並び、募金振込口座が連呼されていたあの頃。

募金箱にお金を入れることに躊躇しておりました。

だって、このお金が「本当に」「被災者のもとへ届く」のか、疑問だったんだもの。

三陸牡蠣復興支援プロジェクトには、ちゃんと私のお金が届いて、ちゃんと使ってくれて

皆様が頑張って仕事に励んでおられるんだと、とても嬉しかったです。


ず～っと昔、カンボジアで内乱が起きて、大虐殺があって、難民があふれて

そんな時に「カンボジアに愛の手を」の募金箱を持ったお兄さんが街角に立っていて

思わずその箱にお金を入れたのです。

その後も街で見かけた募金箱にお小遣いを入れていました。

ある日新聞記事に、「善意の募金が弾薬に」という記事をみてしまったのです。

世界中から寄せられた善意の寄付金を、政府が軍の強化や武器の購入に充てたと。

あぁ、私の入れたお金が、人を殺す一発の弾薬になったかもしれないと

ひどくショックを受けたものです。


お金なんて渡してしまったら、それをどう使おうが受け取った側次第ですもの。

もうすでにいろんな問題が起きてますもんねぇ。

募金箱を信用しないわけではないけれど、それがどう使われるのか見えないから怖いんだ。

こんな風に目に見えたら安心できる。


復興牡蠣はプリプリで美味しかったです。

ナマで、焼いて、グラタンにして、牡蠣尽くししちゃいました。

ご馳走様でした。