フィリピンの最北端バスコ島(バタネス州)①・・・初めての訪問

先日、今年の台風１号（フィリピン名：Ambo）がルソン島を
縦断して台湾方面に通り抜けました～～～

これで思い出したのが台風の通り道にある島々です！！！
ルソン島と台湾の間にある島々(バタン諸島)が一つの州に
なっていて名称は｢バタネス州｣と云う・・・

ルソン島のすぐ北側に位置する島々はルソン島のカガヤン州の
一部であり、この島々の更に北側に位置するのがバタネス州である。
州都であるバタン島のBasco町（バスコ)を業務で初めて
訪れたことを思い出した。
それは１９８０年（S55年）２月１７日(日)～１９日（火）でした・・・



バタネス州は大小１１島から構成され、そのうち大きな
３島に人が住んでいる・・・
このうちバタン島のバスコ町に州庁舎があり唯一の飛行場もある。
当時の滑走路は草原で機内には乗客の他、座席の後方には生きたニワトリ、
生きている豚、コメ、灯油、日用品等なんでも積んでいた！！！
滑走路（草原）に着陸すると、乗客は全員拍手をして
無事に着陸したことを喜んでいる状況が浮かんできました。



飛行場にはバタネス州知事が我々一行を出迎えてくれました！！！
当時のバタネス州の人口は１万７千人前後でした。
島には大きな港は無くて貨物船などは接岸できないので定期航路もない！！！
従って物資はルソン島からの飛行機の定期便に頼るしかなかった。



飛行場の到着口（画像は最近のもの）です・・・
当時は首都マニラから定期便が週に１～２便あったように
記憶している。
その他北イロコス州都のラオアグ市やカガヤン州都の
ツゲガラオ市から不定期便が飛んでいた・・・

現在は観光客も訪れるようになっているので、飛行機の便数も
多くなっているもととおもわれる。
また当時はホテルなどは無くて民家(商店)に泊めてもらった
事を思い出した～～～



街中は州庁舎がある周辺に民家が点在していて、台風が
通過するところなので石やレンガを積み上げた家が多かったと
記憶している～～～



当時はルソン島との間で本格的な通信網は無くて短波で辛うじて
繋がっている状況でした・・・
しかも機器類は第二次大戦の終戦で日本軍が放置したものでした！！！

このバタン島バスコ町とルソン島アパリ町間に伝送路を設置する
調査で二日目に島で一番高い山に登った・・・

ここに鉄塔を建設して州庁舎のある町の中心部までケーブルを
敷設する調査を行った・・・
電話局に相当する局舎は州庁舎の敷地内かその周辺に予定した。

山の山頂付近は常に風が吹いて、遠く台湾方面は見えなかった～～～
バスコの北にあるフィリピン最北端のマヴディス島から
バシー海峡をはさんで１１０Km先に台湾がある！！！





短い３日間の滞在で何もない島なので、観光どころではなかった！！！
調査で街中を歩いていた時に、学校だったか記憶に残って
いないが訪れて少しばかりのドネーション(寄付)をしたことで、
マニラに帰るとき飛行場までGirl Scoutの皆さんが見送りに来てくれて
礼状を渡された！！！


帰りの飛行機の前で・・・

フィリピン便り（台風とコロナ）

今年になって台風１号が発生しました。
フィリピンの台風名はAmbo(アンボ)です・・・・
台風１号(比名：アンボ)はビサヤ地方に１４日に上陸し、
サマール島(東サマール州など)では大きな被害が発生しています！！！
１６日午後４時にはルソン島の北イロコス州のLaoag(ラオアグ)市付近に
達すると云う～～～
進路はサマール島から中部ルソン島、北部ルソン島と
フィリピンの中心部を縦断する進路となっている・・・













一方コロナ戦争(COVID-19)は感染者累計は増加している！！！
５月１６日以降の防疫措置(日本の緊急事態宣言)については、
日本と同じように地域区分を変更してMGCQ(修正された一般的な
防疫措置)とされた８地域をGCQ(一般的な防疫措置)とすることに
したと発表。

１６日以降はMECQ(修正された防疫強化措置)はマニラ首都圏と
ラグナ州、セブ市が該当する・・・
何か区分や区域分けは日本と似たり寄ったりして、明確な
理由がないようだ！！！



台風の名前の付け方ですが、日本ではその年に発生した順に
１号から番号を付ける・・・
世界各国での名前の付け方は番号式やリスト式と様々です。

フィリピンでは発生した順に名前（人名）をアルファベット順に
つけるように決められている～～～
アルファベットは２６文字ですが今年の決められた名前は
２５号までしかない！！！
これは｢X｣の名前が少ないからの理由だそうです～～～
２６号以降はどうするかと思えば、一応３５号まで決められて
いるようです！！！

(画像は現地在住者から)

フィリピンの新型コロナウイルス(COVID-19)状況

フィリピンからの情報によると毎日感染者が増加して
死亡者も増えている～～～

５月７日現在



５月９日現在



フィリピンでも現金給付が開始されていて、給付についても
不正がすでに発生しているようです・・・

ケソン市で受領したお金を見せて喜ぶ市民



セブ市で受領に並ぶ市民の列

フィリピンも防疫強化措置継続中！！！

昨日時点でのフィリピンの新型コロナウイルス(COVID-19)感染者は
１万人を越えました・・・・
現在は防疫強化措置が５月１６日までの期限で続いている。
必要以外の外出禁止や経済活動も制限があり、病院、銀行や
一部のスーパーを除いて閉鎖されている～～～
交通機関も一部を除きすべてストップしている。




５月１６日以降の措置延長については今のところ確定していない。
防疫強化措置が解除されて普通の防疫措置になると外食も
できるようになる！！！
しかし、画像のようなテーブルでの食事の様子(マニラ市内)になるのではと
想像してしまう！！！


マニラでも市民に現金が配られ夜遅くまで受け取るために
列をなした市民・・・

(画像はマニラ在住者から)

日本はスーパーの入場制限はあるのか？？？

なかなかCOVID-19の感染者は減少にならないですねぇ！！！
外出禁止が発令されているわけではなくて自粛ですから
不要不急の用事でもないのに出かける人が多いと
云うことですね～～～

日本は｢生ぬるい規制｣が続く限り現在の状況が続き、
今年中どころか来年も続くと発言する人もいる。
そうなるとオリンピックは当然中止になるんでしょう！！！

フィリピンは外出禁止や人も集まるところの飲食店などは
営業禁止になっている・・・
それにバス、タクシー、飛行機等も営業禁止で国内の
移動は容易ではない！！！

そして各世帯に１枚の外出許可書が市(町)役所から
発行されている。
市(町)の境界では検問ができてチェックを受けて
簡単には移動できない！！！

食料品の買い出しや病院などへ行く必要がある場合
のみにこのカード（外出許可書）を持参して出かける。



小池東京都知事が言っているスーパーの入場規制が
現実味を帯びてくる！！！
フィリピンでもソーシャルデｨスタンス（社会的距離)が
導入されている～～～
スーパーでは多くの人が殺到するので道路上に丸(サークル)を
描いてこの中で待つようにしている・・・
日中は３０℃を越える今ですから待つのはつらい！！！
それでも買い物が終わるまで３～５時間は掛かるのが普通で
そんな中で朝７時頃家を出て、帰宅したのは夕方５時頃という日もあったという！！！





また大型ショッピングモール内のスーパーでは混雑を
避けるためにイスを並べて座って待つ入場制限をしている・・・





フィリピン航空乗務員は完全防護服体制だ！！！



４月２３日現在のフィリピン感染状況です・・・
　感染者　6981人　　　昨日感染者　271人
　回復者　 722人　　　死亡者　　　462人

(画像は現地滞在者から)

フィリピンのCOVID-19情報

フィリピンはEnhanced Community Quarantine(ロックダウン)が
開始されてから一か月が過ぎた～～～
この間のフィリピン人や在留日本人は苦労している人が
多くなっている！！！

昨日(４月１３日)の感染者情報です・・・
４、９３２人が感染して３１５人が死亡している。
また、人口比の死者数がASEANで最悪になっていると
邦字新聞の｢まにら新聞｣は報じている・・・









外出するには各世帯に１枚配布される許可書を携帯して
買い物や病院などに行く・・・
途中で検問に合うと提示して用件を伝えてOKをもらう。
OKが出ないと追い返される。
スーパーでも同様です・・・・・・
そして路上で検温も行われているところもある～～～



マニラ湾沿いのロハス(Roxas)大通りは車も人も見当たらない！！！



路地に入っても車も人も見かけないし、商店は
シャッターを下ろしたままです～～～









現地の｢まにら新聞｣によるとマニラ市は各世帯に１０００ペソを
配ることを決めたようです～～～



また別の情報によると国からは各世帯に一律に配られるようです。
額は地方によって異なっている・・・・

この辺は日本と異なり迅速にわかりやすくて速い
対応が支持を受けている理由なんでしょうか！！！



またすでに実施されているのは食料品の配給です～～～
当局から各世帯に食料（コメ、缶詰、果物等）が直接
配られている！！！





そして何といっても日本と異なるのは、ドゥテルテ大統領が
給与を寄付すると発表した！！！
　・大統領は給与１か月分全額寄付する
　・閣僚は４月～１２月まで月給の７５％を寄付する
　・下院議員２００人は５００万ペソ（１億７３７万円）の
　　初期費用のために５月分を全額を寄付する
　・秘書官等大統領府の補佐官らも４月分の１０％を寄付する
これらお金はCOVID-19対策の最前線で活躍する人達に
経済的支援をするとしている！！！

このような対策は額は少ないが素早くて国民には受けが良い・・・
日本の政府とは正反対な取り組みですねぇ～～～

(画像はまにら新聞他現地在住日本人から借用)

フィリピンのCOVID-19情報

フィリピンの新型コロナウイルスに関する情報は
日本と同様に感染者が日々多くなっている・・・
(３月２９日)



(３月３０日)



(３月３１日)



このため外出禁止令を発表している！！！
これは全土に広がりセブ州のSEBU市(セブ)、
LAPｰLAP市(ラプラプ)、ＭＡＮＤＡＵＥ市（マンダウエ)、
TALISAY市(タリサイ)でも３月末から外出禁止になっている！！！


ただし、病院やスーパーなど限られた用事で家の外に
出ることができる・・・
しかし、この場合でも各世帯に一枚の外出パスが渡されて、
出る場合はこれを所持していないと検問で呼び止められ、
スーパーでは追い返されてしまう～～～



人も車両もいなくなったマニラ市街地！！！







街には警察と軍隊がパトロールしている・・・



封鎖された道路！！！



スーパー入口では入店規制されて入店を待つ人は
外で社会的距離(ソーシャルディスタンス)をとって並んでいる！！！



店内の棚には商品の売り切れが目立つ！！！



外出禁止により各世帯には市当局から米などの食料品が
配られている！！！（ケソン市）



封鎖で廃墟となった街を感じる・・・



セブ州庁舎前の道路状況、人も車両も見当たらない！！！

(画像はフィリピン在住者からの情報による)

フィリピンの新型コロナウイルス感染情報

フィリピンでもコロナウイルス感染が広がっている。
現地の情報を見ると感染者５５２人、死者３５人、回復２０人との
報道が出ています。（３月２４日現在）



マニラでは首都圏に入るのを制限している。
飛行機も飛んでいない・・・
夜間の外出制限も厳しい！！！　マスクをしていないと
外へ出られない！！！　
また６５歳以上と１８歳以下は外出禁止がでている。
どうしても病院や食料の買い出しに行くにはは、バランガイ
（日本で云う市役所の出張所）から証明書を発行してもらい
スーパーや病院へ出かける。途中で警察や軍隊が検問している。



セブ島のセブ市や隣接するマンダウエ市ラプラプ市など
でも同様で日本人経営の居酒屋、レストラン、KTVや
英語学校等でも商売ができないと悲鳴を上げている・・・

飛行機が日本に飛べなくなって取り残された語学留学生
などの帰国のためセブ日本人会がフィリピン航空と折衝して
５便を飛ばして１０００人ほどが帰国した模様・・・
まだ取り残されて帰国できない人のため最後の便が
３月２７日に出るそうです～～～
航空運賃は通常より相当な高額になっている模様！！！
日本政府(大使館)は何も行動(手助け)を起こしていない・・・

セブから帰国できない日本人が多数！！！

フィリピン当局はマニラ首都圏への出入りを封鎖したり
航空便の国内外への飛行を制限したりとの措置を行っている・・・

新型コロナ感染者は日本よりはるかに少ないが異常な反応で
対応している！！！

観光地でフィリピン第二の都市セブでも同様の措置が
とられ、夜間の外出や飲食店の営業が制限されている！！！

またセブ発着の国外便も昨日（3/19）まで運行できたが
今日(3/20)から４月１５日までは欠航となる。
このためセブに進出している企業の人、観光客、英語留学生が
多く（約千二百人以上）滞在していて、この一か月は
帰国できないことになった！！！

この間の滞在費など持ち合わせていない人は大変だ！！！

これを見過ごすわけにはいかないと、セブ日本人会が立ち上がり
日本政府に救援機等を働きかけたが駄目で、セブ日本領事館や
フィリピン観光省、フィリピン航空などに日本への帰国便を
運行するように働きかけている！！！

どうして”日本政府は武漢に救援機を出したがセブには
多くの人が困っているのに出さないのか”とセブ滞在の
日本人はみんな思っている・・・

声明を発表するドテルテ大統領



マスクのない人は出入り禁止



フィリピン航空の運休発表



セブ日本人会のセブから帰国希望受付用紙



スーパーマーケットに並ぶ買い物客





感染者は出ていないが、セブ市内の道路はあちこちで封鎖されている
(日本ではこんなことはできないが・・・)



タバコ好きの苦肉の策

(画像は現地のブロガーさんから)

フィリピン大統領が移動自粛を求める

マニラからの報道によるとドゥテルテ大統領が会見を行い
新型コロナウィルス感染症で国内の移動の自粛を求めた！！！

以下まにら新聞の報道から

ドゥテルテ大統領は12日夜、記者会見し、首都圏全域で
３月15日〜４月14日を「コミュニティー検疫」期間とし、
不要な移動や旅行を控えるよう求めた。

国家警察と国軍も配置し、期間中は「マニラ空港を
発着する国内便の運航を見合わせる」と述べた。

３月に入って新型コロナウイルス感染者が急増し、保健省の
警戒レベルが引き上げられたことを受けての発言。
大統領は、首都圏の学校を全て４月12日まで休校にするほか、
期間中のデモや集会、大勢が集まるイベントを禁止するとし、
「違反した場合は逮捕もあり得る」と述べた。
　
また、ダバオ市は12日、新型コロナウイルス対策の
ガイドラインを発表した。「封鎖ではない」と説明しているものの、
（１）同市住人の市外移動の禁止
（２）同市への短期旅行者はただちに去るよう勧告
（３）同市への旅行予定者に対する旅行延期の要請
となっている。

以上｢まにら新聞｣から


この会見によると

大統領令により、マニラ首都圏（メトロマニラ）を3月15日から
4月14日まで、閉鎖するとい大変重要なニュースである。
これに伴い、フィリピン在日本大使館からも深夜に
「【緊急】【感染症情報】フィリピンにおける新型コロナ
ウイルス感染症（COVID-19）の対応について（その１１）」
という題でメールが在住日本人と関係企業等に届いている。
　『ドゥテルテ大統領は，フィリピンにおける新型コロナ
　　ウイルス対策の措置を発表しました。その中には，
　　国内感染が発生している国（注：日本を含む。）からの
　　入国制限，メトロマニラの全てのレベルの学校の４月１２日
　　までの休校，首都圏に出入りする陸路，内航船舶，
　　国内便航空機の3月15日からの停止等が含まれています。』


会見するドゥテルテ大統領（３月１２日夜）

(画像はまにら新聞から)