メガドライブでの異色ゴルフゲーム。
ゴルフゲームとして見た場合、非常に大味なゲームなんだが、ショット時に細かい調整が要らず、
「パワーこそ全てや!」
的な快感があるゲームではある。
うん、そうね。それのゴルフ版だ。
とにかくぶっ飛ばせばいいと言うゲームデザインは爽快ではある。
ゲーム的にはしょーもないパロディやギャグを散りばめたアドベンチャーゲームが主体で、「バトルパート」で題名の如くゴルフを行う。
ただし、このゲーム、1991年のゲームなんだけどとにかくグラフィックが汚い。
セガの名を冠して出したゲームにも関わらず、この日本テレネットのようなやっつけ具合の汚ぇグラフィックは何だ、って言いたくなる。
なんか、年間本数で「出した」って実績を作るが為にやっつけ仕事で作りました感が溢れまくってんだよな。
だから任天堂に負けるんだよ。プラットフォーマーがそういう手抜きをしちゃあいかんだろ、と思う。
セガっていっつも何かにつけて「アイディアはいい」って言われてるんだけど、ビデオゲームに於いて「アイディアだけはいい」ってのはほめことばじゃねぇんだわ。任天堂の場合、アイディア以外もいいわけで、気を抜かずに作ってるから支持されるわけ。セガは手抜きが見えるんだよな。
だからセガはダメなメーカーなんだ。セガの名を冠したゲームでもQualifiedにならねぇから、だ。そんなんで市場に信頼されるわけねーだろ、と言う。
この「バトルゴルファー唯」も「コンセプトはいい」けど、全体的に飛び抜けたモノを作り出せないセガと言う企業の体質を証明する為だけのソフトウェアなんじゃないか、って思う。