レバノンでの連続通信機器爆発事件
無線に興味ない人は全く知らないとは思いますが、アマチュア無線に関連したことのある人間にはとてもなじみ深い ICOM(旧井上電機製作所)のトランシーバーがこの事件に使われた可能性があると報道された。
この写真にも、ICOMのロゴがはっきりと写っています。
ICOMの無線機、我が家にもあるし、マイカーにも積み込んでおりますので、ちょっとビビりました。これらが爆発したら!と思うと我が家も私も重大な損傷を負ってしまうのは確実です。
私とICOM 井上電機製作所との関係は、長ーいのであります。
半世紀以上前、13歳か14歳の頃(1967or1968)に下の写真のICOM FDAM3-Dを手に入れて、50MHZのローカル無線に夢中になっていました。(無線は、その周波数帯によって特性があって、50MHZ(6m)は10㎞程度の範囲内で安定的な通信が出来ます。夏などにEスポという特別な電離層が出現すると、いつもは全く通信範囲外の九州、北海道、時にはオーストラリアなどと明瞭な通信が可能になるというミラクルバンドなのです。
遠くと常に交信できるHF帯の大きな無線機(アンテナもでかい)、勿論欲しかったのですが、手が出ませんでした。50MHZは、アンテナも手ごろでしたしね!
閑話休題!!そんな日本企業のICOMが、イスラエルのヒズボラ攻撃に加担していたのか!と思ってしまったかもしれませんが・・・・
それは杞憂だったようです。
色々と検索し、今現在、私の周辺にあるICOM純正の製品には爆発の可能性は限りなく低いと確信いたしました。それで、明日以降のICOMの株価がどう動くのか、関心はあります。大きく下がったら、買います!!(今日は110円高で、全く買いに入る要素なしでした)
ま、それはさておき、ICOMは無関係と確信し、同時にイスラエルに対する恐怖心が膨らんだのかを説明させていただきます。
イスラエルは、常に戦闘態勢にあります。
周辺のアラブ各国に対しても、国内に抱えたパレスチナに対しても四面楚歌の状態が続いています。
全世界すべての軍事組織が無線通信使っています。当然、イスラエルの敵対組織ヒズボラも使っています。イスラエルはそこに目を付けました。怪しまれない様に全く関係のない国にポケベル制作会社を作り、トランシーバー制作会社を作り、安心して使えるであろう日本製などのラベルを貼って流通させ、疑われることなく相手側に入手させ、ある程度信頼させてから、中に仕込んでいた爆薬を一斉に作動させたのです。
ICOMのHPで慎重に報告されていますが、どう考えてもイスラエルが作った悪意に満ち満ちた模造品だと、私は断定しちゃいます。
戦闘には欠かせない通信機器、生活必需品の様なものですよねl。そこに長い時間かけて幽霊会社を立ち上げて模造品を作って戦闘相手が使う製品を送り込む。関係のない人に売った製品を爆発させない技術にも驚くけれど・・・
それにしても、ヒズボラ関係者が何の疑いもなく使い続けて来た無線機器が突然爆発するなんて・・・・イスラエルの作戦、大成功ではありますが・・・
ホント、怖いです。背筋が凍り付きますよね。
戦略的な物品として、模造してまで利用されたICOM製品、株価にはプラスに評価されるのかそれとも否か。興味惹かれますねぇ。(ICOMの厳重な製品管理が評価されたようで良かったです。)
Tower of Power - Look In My Eyes (Official Video)