命のカウントダウン2(健康余命792日)

以前のブログ「命のカウントダウン」にユーザーとしてアクセス不能。今しばし、こちらに引越します。以前のブログも見てね!

2024年9月20日金曜日、新型コロナの定例報告です。

2024-09-20 21:52:19 | 新型コロナ
令和 6 年第 37 週(令和 6 年 9 月 9 日から令和 6 年 9 月 15 日まで)分の新型コ ロナウイルス感染症の発生状況が厚生労働省より発表されました。
定点当たり5.28人で前週の6.57人より20%減少しています。

地域別人口当たりの感染者数を見ると、


すみません、拡大鏡が必要ですよね。悪い方の1位から、宮城県、青森県、山形県、徳島県、岩手県、奈良県 ワースト3は東北ですね徳島県が4位、岩手県の次が奈良県なのですよねぇ。奈良県はずっと上位ですねぇ。一時は1位独走を続けていた沖縄県、最近では最下位が続いています。素晴らしいですね。

札幌医大、自治体別の人口当たりの新規感染者を発表してくれるのは良いのですが、出来たら、人口当たりのコロナ新規入院者数も発表してほしいです。それが出ると、違う世界も見えるのかもしれないなと思っています。あとで述べますが、新規感染者数と新規入院者数の関係は、リニアな関係ではないのです。具体的に言うと、このところ、新規感染者数は減少傾向にあるのですが、新規入院者数は増加傾向にあるのです。より分かりやすく言うと、外来を受診してくる新規コロナ患者さんは減っているのに、入院するような重症患者は増加しているという事です。想像も入れて解説すると、新型コロナ感染症疑いで受診した場合の自己負担金が高くなったので、軽傷で受診する人が減ったという事だと思います。

厚生労働省の発表数値をそのまま地図にのせて発表しているNHKの図を見ても、新規陽性者の全国的な減少傾向が見てとれます。
厚生労働省発表のこのところの感染者数のグラフを見ると、
第8波>第9波>第10波>第11波で良い傾向のように思えるのですが、入院者数に目を移すと
第8波はやはり大きいですが 第9波<第10波<第11波と第9波以降の波の大きさが感染者数とは逆に増加傾向にある事が分かります。
これは、先ほども言ったように新型コロナ感染者に対する助成金、補助金が減った結果自己負担金が増えて、軽傷では受診しない人が増えているのです。決してそれが一概に悪い事だと言っているわけではありません。多くの風邪も新型コロナすらも、ほとんどの場合はアセトアミノフェンだけでも治りますからね。 多くの場合は治るのだけど、私たちは重症化する少数も相手にしなければなりません。80歳以上の高齢者、呼吸器疾患など重症化因子を持っている方の中でも特に危ない方には、危ないかもと思われる症状が出現したら、しっかり検査を受け、コロナ陽性であったなら、高くつきますが抗コロナ薬を服用されるかまたは入院加療されることをお勧めします。

9<10<11 次の第12波=2024年冬の波が怖いですね。大きな波にならないと良いのですが。10月1日から、インフルエンザと65歳以上の新型コロナワクチンの接種が始まります。重症化因子の大きい方は受けられたほうが良いと思います。そして、流行りはじめたら、大きな波にならない様に感染を避けるよう、広げない様に気配りした行動をお願いします。相手を知って要領よく行動してください。

Eagles - Hotel California (Lossless Audio)

2024年9月13日(金)の新型コロナ事情

2024-09-13 22:04:05 | 新型コロナ
毎週金曜日の新型コロナ感染状況報告です。
モデルナのリアルタイム情報が一番新しい情報で、昨日までの情報を反映しています。
一週間ほど古いデータになる厚生労働省発表のデータだと下記のごとくです。
まだしばらくは減少していきそうですね。
都道府県別の人口当たりの新型コロナ感染者数では
東北優位なのかなとは思いますが、奈良県はまだ上位ですねぇ
インフルエンザは、冬季の流行が去ると、次の冬までほとんどゼロ行進が続きます。新型コロナ感染症は、これまでのところ、夏と冬に1年に2回ピークを迎えるようです。そして、その間もインフルエンザみたいにゼロ行進にはならない様です。少ないながらも何処からともなく感染者がやって来る状態が続く感じです。そんな風で、今日も何処で感染したか分からない方が1名、多分混んでいた京都の嵐山で罹ったのかなぁという方が1名の計2名の患者さんが来られました。昨日はゼロでしたけど、ゼロ続かないです。新型コロナ感染症とは共存していかなければならない様ですね。
 COVID-19 is over とはならないようですね!!
 上手く立ち回って共存していきましょう!!


Love Is Over (Single Virsion)

5類の新型コロナと堀江貴文氏

2024-09-08 21:23:11 | 新型コロナ
堀江貴文さん色々な情報発信をされています。
受け入れがたいなぁと思う主張もありますが、新型コロナに関連しての主張はほぼほぼ同じです。まとめると、避けられなく居着いてしまった感染症だから、普通に日常生活を営みながら、要領よく感染を避けていきましょう。というポジションで、マスクの感染防護機能ある程度を否定しないというところですかね。

私は、マスクの感染防護機能大いにあるとは思っているのですが、100%ではない事も勿論理解しています。出来ることを全部しても、感染者に近づけば感染してしまう事あるのです。

私達医療関係者は、感染者、保菌者に近づかざるを得ません。いい加減な知識で、マスクなんて効果ない、かえって感染を助長するなどと言われるかた、それを気に病んで患者さんに近づけなる医療関係者も出てくるのです。
貴方は自分の発信した情報を無責任ながら本当だと信じておられるのでしょう。でも、無責任すぎるのですよ。



私、2年前までは・・・こんなフル装備で真夏でもコロナ患者さんの診断、診察に当たっていました。よく熱中症で倒れなかったものだなと思います。
最近では、駐車場での診察では、マスクとフェイスガードだけで当たっています。寝たきりの方などに対する訪問診療では、窓を開け話してもらったうえで、それでも危なそうだなと思ったら(家人全員が罹患されているような場合)フル装備になることもありまですす。そこまでしても。罹患しちゃったこともありました。訪問診療は危険です。それより数等危険だと思われるコロナ病棟で勤務されている医療関係者の皆様、本当にご苦労様です。何度も言っておりますが、「マスクは不要」と声高に言われる皆様。説を曲げたくないのなら、コロナ病棟にボランティアで入ってください。(そこで、見つからない様にそっとマスクを外して深呼吸してください)お願いします。

マスクが不要だと言われる方、日本がマスク着用率が高いのに感染率が高かったこと、西欧諸国ではマスク着用率が低い事などを上げて自説が正しい様に持って行こうとされます。ですが・・・世界各国どの国でも(知る限りですが)コロナ病棟でマスクしていない国は無いのでは?それはどう考えるのかなぁ。


日本のマスク着用率が高かったのに世界で一番感染者数が多かったことに関する解説(言い訳?)は、以下を参考にしてください。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d18b75d1efda27057897500f4a4e646b683802db
結局、何を信用するかどうかですよね。
ホリエモンの言われること、おおむね良いなと思っています。
私、ライブドアで痛ーい目にあわされた被害者なのですけどね。
ま、それは仕方ない事でありまして!!!

この方の論理性と情報収集能力には、一目置いております。
違うのは・・・・・
この秋冬のワクチン、私、自分では接種しない事にした事と、私は尾身元会長をぼろくそには言わない事くらいが違いですかねえ。

Vapor Trail / Hikouki Gumo

新型コロナは東北中心の流行で漸減傾向 インフルエンザは沖縄でのみ流行

2024-09-07 01:14:54 | 新型コロナ
新型コロナ感染症は、ゆっくりと減少傾向を示しています。
15%減ですね。人口当たりの新型コロナ感染者数の推定値(札幌医大)では、青森、山形、岩手、宮城と、東北中心に流行している様ですが、それに次ぐのが我が奈良県です。











The Temptations - My Girl (Lyric Video)

奈良県民の感染率が高い理由、いくら考えても分からないです。
沖縄県は、最高になったり最低になったり、流行した後は抗体保有率が上がって感染しにくくなるのだろうなと想像できるのですが・・・奈良県は、このところずっと感染率が高いままです。不思議です。

一方のインフルエンザ、沖縄県が飛びぬけて感染率高いです。
2位の鹿児島県の19倍近い感染率。奈良県でも大和高田の高校でインフルエンザB型の流行が見られますが、これも、沖縄県でもらってきたのではと想像しています。

今週も東北では新型コロナに注意。沖縄ではインフルエンザに注意してくださいね
感染率最下位は沖縄県です。しかーし!!インフルエンザの感染率最悪は圧倒的に沖縄件なのです。
全国的には殆ど感染者居ないのですが・・・

まとめると、新型コロナは東北中心+奈良で少しだけ流行っています。
インフルエンザは沖縄県だけで、もう少し少ないですが、ちょっとだけ流行っています。以上です

新型コロナも流行りの?迷走??

2024-08-30 22:21:19 | 新型コロナ
さて、2024年8月30日(金)の新型コロナ情報です。
先ず、厚生労働省のプレスリリース

先週予言していたように、今週は「小戻し」、少しだけ増加しました。
都道府県別人口当たりの感染者数(推定)では、青森県がトップに。
我が奈良県はまだ高水準で、ワースト5位でした。
モデルナのリアルタイム情報では、小戻しした後再び減少に向かっております。我が奈良県中部の坂根医院での実感も正にそんな感じ、ちょっとだけ増えかけて、そのあとまた漸減。というわけで、次回9月6日の厚労省の発表は漸減となるでしょう。
今夏の流行はこれで終わった感じがします。しかし、インフルエンザみたいに流行が終わったらほぼゼロになるという感じは無くて、底流ともいえるような1,2日に1人程度の感染者は残りそうな感じです。

久しぶりにインフルエンザに目を移してみましょう。
赤い線が今シーズンのものです。ほぼほぼゼロですよね。
都道府県別でみると
沖縄が突出したワースト1位で、2位の秋田の12倍以上
逆に、新型コロナでは沖縄は最小で、最多の青森の1/4以下なのですが・・・

沖縄に旅行に行く方はインフルエンザに、青森に行かれる方は新型コロナに注意してください。とはいえ、感染から自分を守る方法は同じです。要領よく危なそうな場面ではマスク等で自分を守ってください。要領よくね!!