ぷらぷらholy

2000年にやってきた、黒ラブ犬holyとお絵描きが仕事のぷらぷら日記

怠惰に陥る作品2

2020-02-08 11:00:23 | TV・コミック・映画

「輪るピングドラム」

このいかにもファンタジー萌えアニメ的な

外見でありながら 結構骨太。

前情報なしで見るとその面白さと

スピード感、で、え?そう行くかと

言う展開で気がつけば一気見。

あ〜、また目クマ。



日本の犯罪史上に残るあの二つの

事件を下敷きにしていて

暗黙の中のタブーにされていたものを

こんな娯楽に忍び込ませているなんて

かなり冒険的と思いましたよ。


キーワードの「生存戦略しましょうか」

というのも現代にぴったりマッチしていて

 

年金・社畜・オーパーワーク・虐待など

あらゆる年代が生存戦略の必要な時代。

2011年の作品なのに今でも古さどころか

新鮮に感じてしまいます。


ひらひら、キラキラに惑わされながら

クマさん、クマさん、作りましょう(^^



 

 


怠惰に陥る作品1

2020-01-30 10:11:20 | TV・コミック・映画

一話見終わると、またすぐ次が始まってしまう。

やめられない、スイッチを切れない、
で、次の日寝不足。

こうしてアマゾンTVで怠惰に陥ってしまった私。


私をこんなにしたもの達を悔しいから

カミングアウトしてやる!!


という事でまずは

Netflix

「アンと言う名の少女」

一気見、一気見する程の面白さ。

そしてオープニングは圧倒的な美しさ。




もちろん、モンゴメリの赤毛のアンが原作。

原作では11才で引き取られるが

ドラマでは14才。違いは色々あるけれど、

主演の女の子がイメージにぴったり。

決して愛らしとはいえない容姿に

繊細で神経質な痩せっぽちな女の子。

空想癖があり夢中になると

空気を読めないアンはやっちまった!な失敗を

していくんだけど、自尊心を失わず成長していく様

がなんとも目が話せないのよ。



私くらいの年齢になれば 養父母のマシューや

マリラにもグッときてしまう。

抑えきれない感情を床磨きに向けるマリラや

マシューのアンの生い立ちを慮る優しさ。

 

原作に大胆なアレンジを加えて現代の問題も

取り扱ってる作品です。

惜しい!のは

せっかくインディアンへの

国家ぐるみの抑圧が提示されたのにスルーされた事。

そして3歳年上のギルバートの背があまり伸びなかった事!

 

群像劇となっているこのドラマは登場人物が

それぞれ変化していく様も面白い。

3シーズン一気見したら

目の下クマさんですよ。

 

 

 


土曜日はジョジョ!

2014-05-25 16:48:38 | TV・コミック・映画
当時、少年ジャンプに連載されていた
「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでいた時は、

「ボギャァァァ」とか「ズゴォォォォ」とか
「甘い甘い甘い甘いわぁ!!!」「無駄無駄無駄無駄ぁぁぁ」
など・・・他多数、


面白いんだけど、絵の迫力と擬音語が暑苦しかったです。


そして、今、毎週放映されている
「ジョジョの奇妙な冒険第3部」。
スタンバッて見ています!!

30年近く前のマンガがアニメになって
その原作の世界観を壊すことなく、
しかも最大限に魅力的に演出されているのには
現代のクリエイターの才能には脱帽です


第1部のオープニングはマンガの世界がスピード感のある
動きとロックのリズムでぐるぐる展開されて
「あったらしーぜーっっっ!」と見とれてました。


うちのおじさんはイエス、キングクリムソンなどのロックに
懐かしさでしびれています。


さて、話は「がらぁっっっっ!」と変わります。


最近、ヨガの先生に自律神経を整える呼吸法というのを
習いました。

右手の人差し指と中指を眉間にあてて
親指で、右の鼻の穴を
薬指で左の鼻の穴を交互に押さえながら
深くゆっくり、8カウントで吸って、吐いてを
繰り返します。

この時のポーズが、なんかに似てるよね、似てるよねぇぇぇぇ!!













ドギャン!おわりぃぃぃっ!









となりの関くん

2013-03-24 15:19:59 | TV・コミック・映画
タイトル通り
となりの席の「関」くんのお話。




席と関。
やっぱりだじゃれやんね。

関くんの横には「横井さん」。
きっとこれもだじゃれ。

と、まぁこだわりのないネーミングのマンガですが
主人公の関くんは超こだわりの人間です。

舞台設定は(察するに)進学高校。
授業中、生徒は真面目にノートを取り、
先生も真面目に授業をしている
真面目な高校で

最も真面目に机の上で遊んでいるのが関くん。

将棋、チェス、折り紙、ドミノ・・・
関くんの匠の技がこのポピュラーな遊びが
感動のエンターテインメントに変わっていく!

・・・・・のを横井さんがひとりツッコミを入れながら
振り回されていくのが気の毒ながら笑えます!


娘は電車でにやけ顔を止めるのに苦労してるとか


日本の匠の技か、オタクの頂点か。

関くんに日本人のDNAを見た思いだわ

「SHERLOCK」シャーロック

2012-09-11 12:34:13 | TV・コミック・映画
堺雅人LOVEの娘が、「この人かっこいい!」と言ったのがきっかけでした。

AXNミステリーチャンネルでPVが流れて、
おお、面白そうと食いついてしまいました。

「SHERLOCK」シャーロック!

TVドラマですが1話90分、下手な映画より見応えあります。

詳しくはこちら
http://mystery.co.jp/program/sherlock/index.html


小説は読んだ事がないけれど十分に楽しめますし、読めばマニアックなアレンジが楽しめるでしょう。

スマホ、GPS、PCを駆使して最後は肉体労働、走る、走る!!
現代の喧噪でシックなロンドンとぴったりな緊張感と疾走感、
そしてエレガント。

配役、脚本、演出、どれもぴったり息があって
2011年 英国アカデミー賞(BAFTA)ベストテレビドラマシリーズ賞、
助演男優賞(ワトソン役:マーティン・フリーマン)受賞。

最初に娘が叫んだかっこいい人は
主演のベネディクト・カンバーバッチ。

彼を想定して脚本が書かれたというだけあって、
スタイリッシュな理系ホームズにぴったしです。

あまりにもはまり役なので、
この人、これだけで終わってしまうんちゃうやろか・・・と老婆心で検索してみると

「Hawking(原題)」で若き物理学者スティーブン・ホーキング博士を演じてた人でした。

そう、この夏のお楽しみだったディスカバリーの宇宙シリーズ
しっかりこの「Hawking(原題)」も見てましたよ!!
その時あまりにもリアルな身障者の動き(役者が研究しました、うまくやってまっせ!の域を超えてた)と
ホーキング博士のピュアさが伝わって
この役者さん、すごいなと印象に残ってました。

小柄で繊細なホーキング博士のイメージから
長身で大胆不敵なホームズになってたので全く気づきませんでしたわ!!

3話一挙放送、計5時間。
仕事たまってる・・・・ビデオとれない・・・・




欲望が勝って、視聴して正解

第2シリーズも早く放映してほしいわ!
NHKではすでにされたそうですが、やっぱり字幕!

ベネディクト・カンバーバッチの低音の声もええですよ。



(写真元 http://wired.jp/2012/07/18/bbc-sherlock/)

グリーンマイル

2012-09-10 10:45:01 | TV・コミック・映画
最近、なぜかお家映画を見ている私。

そうね~、民放TVが面白くないからかな?
そこで、最近見た作品で気になったところをちょいちょいと。


まずは、グリーンマイル。

イエスの再来のような、癒しの力を持つ黒人大男コーフィ役の
マイケルクラークダンカンが急死されたのは最近の事です。

映画については詳しくはこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB


随分前に1回見た事があるんです。
今回はなんとなくいい映画だった印象があったのでも一回見てみるかと、
チャンネルをそのままにしてました。

そう、「いい映画」という印象だけで詳しくは覚えてなかった
でも見ているうちにエピソードが思い出され、暗い気持ちに。
醜い悪意の塊みたいな人間とか酷い死刑のシーンとか・・・。

なんでいい印象だったかと言うと、癒しの力で救われていく人間たちの姿が
すがすがしかったからでしょうね。


でも見ながら、シーンが頭から出てくるのに、
どうしても、コーフィと主人公(死刑囚看守主任)の最後が思いだせない。



見ましたよ。
がんばって3時間!!


ネタバレですが、イエスと同じ力を持つコーフィは無実のまま死刑になります。
主人公はコーフィから生命のエネルギーを注入されたため
長寿を得て、108才でも健康に生き続けています。
ただ、家族や友人を全て見送り、これからも見送り続ける事を
神の力を持つコーフィを処刑した罰だと信じて、いつかはやってくるだろう
その日を待っている・・・・というエンディングでした。


うーん

でしたね。頭からすっぽり抜けるはずやわ。

一番、ちゃうやろーと思ったのは
そんなに長生きできるんやったら、罰だと悲観してんと人生もっと
他に使う事あるやろーと。
神の子から分けられた力なら、ただ老人ホームで過ごすだけでええんかいな?


今の時代とは違うからですかねぇ。
元気なパワーおじいちゃんのエンディングにしたら、プロデューサーひっくり返るか。




ダークエネルギー

2012-08-13 11:14:09 | TV・コミック・映画
闇と光の対決というのは、
小説、SFや、アニメ、心理学においてもテーマとなるものなんですが

現実に存在する・・・らしいんです。
物質として。

物質といっても目にも見えないし、普通の原子でもない。
何かまったくわからない。



この宇宙の構成は私たちが学校で習った原子(水素とか酸素とか)が4%
ダークマター(これまた、何もわかっていないけど、あるという事だけはわかっているらしい)24%
残りがダークエネルギーでできている・・・らしい。

http://japan.discovery.com/space8/index.html

そして、ダークマターが星々をつなぎとめる役割をしているのだとしたら
ダークエネルギーはその反対、宇宙を膨張させる働きをしている・・・らしい。

何でてきているのか、どうやって測定するのかは全てこれから。


なんだー、全くわかってないやん!!

と思うのは早計ですよ。

わかってない事がわかった!!という発見があるだけで前進だそうです。


今は「へぇ~、そうなんだ。でもわかんなくてもいいじゃん」的な感じですが
解明され、理解されていくと
人間や生命と深くリンクしていってる事にも気がつくかもしれないね。


宇宙の全銀河のつながりが、まるで脳の神経細胞のネットワークに似ているように
目に見えないけど、確かにあるものが何か近しいものに表現されているのかもしれない。

何十年先に、もう、私がいなくなってからかな?



星屑の子

2012-08-12 10:17:24 | TV・コミック・映画
連日の熱戦、オリンピック。
しかし、我が家では、オリンピックより熱くなるものがあります。

正確には、我が家ではなく私だけ

ディスカバリーの「宇宙」シリーズ。

http://japan.discovery.com/universe_works/index.html

ビッグバンの前には何があったの?
ブラックホールって何?
銀河の誕生は?
恒星とは何か?
惑星は?
そして、私たちは何なのか?

「宇宙を知ることは、自分を知ること」

のキャッチフレーズ通り、最新の物理理論が追求していきます。


一昔前の知識しかなかった私には、驚きの連続。
そして、新鮮!!




なんと!
ビックバンの前には、全くの無。何もない。
(これは物理の世界では、受け入れがたい仮説だったそうです。
そうだよね、物質を追求する学問なのに、始まりが無ですから。)


その次に
膨大な質量が圧縮され、
光も時間も空間もない、点にもならないくらいの物が
突然、自主的に爆発し90秒後には全宇宙の時空まで広がります。

原始の宇宙はガスと塵の壮絶な混沌状態で、何億年もかけて
恒星が形作られ、また死んで行くという繰り返しが続けられます。

巨大恒星は死に行く時、大爆発を起こして自らの物質を宇宙に放出します。
炭素、鉄、酸素、など、私達を形作るものたちです。
私たちの太陽系は、はるかはるか遠くで死んで行った
巨大恒星達が残した物質でできているのです。
そして、私の身体も、庭の草花も、台所の鉄鍋も、もういないホリーもそんな恒星の爆発が
もたらしてくれたもので、できているのです。

私達は星屑の子。

たしか、ゲド戦記にも似たような記述があった気がします。

私達は星屑の子。

金、銀、プラチナは超巨大恒星の爆発で作られる希少物質。
もし、あなたがそれらを身につけていたら、それはブランドアクセサリーではなく
どこか遥か、気の遠くなるような彼方の時空の向こうでおきた
星の死が、もたらしてくれたものだと思ってみると・・・。

私の耳のちっちゃなダイヤ(炭素)のピアスが愛おしくなりました。

これから、少し涼しい夜には星を見上げるのもいいもんです。


今週の龍馬さん

2010-11-29 11:12:36 | TV・コミック・映画
今週も見ました、龍馬さん。

双六ゲーム、見事にあがりました

先週は1回休み、そのままどぼんとなったら、
いや、なっても最後まで見届けるぞと
覚悟で臨んだのです。


例えば、今までの登場人物が次々と
走馬灯のように出てくるとか、

暗殺後、残された人たちが延々と
描写されるとか、

絶命の最後の言葉は「母上ぇ」とかは
私にとってどぼんでした。


全て、裏切ってくれましたね!


「新政府綱領」に焦点をあてて、京都見回り組の殺気、
疑心暗鬼、駆け引きの中、暗殺までの緊張感がよかったです。

中岡慎太郎が近江屋に近づくごとにどきどき
してました。

最後の軸にちゃんと
龍馬の夢、龍馬の意志を中岡へ
語るのを聞きながら、秒読みがはじまり

「吠たえやな!」

の言葉を聞いた時、
ああ~、来た!!

んで、一の太刀、二の太刀、











なんじゃあ?

愛媛県知事選挙速報??




見えへん、見えへんやんか!

と、パニックになってたら
画面はタランティーノ監督が
撮ったんかいなと思う程の
リアルな血の海。

NHK最後にやってくれたよね。
脚本家も、俳優も、スタッフも、視聴者も、
きっとそう思った事でしょう

お役所やのぉ。
あと、5分ずらされへんかったんかい。


はい、リベンジしました。
再放送もがっちり見て、
私の番組拡大判は75分×2回=150分でした。






そうそう、ツイッターでこんなつぶやきありました。

「龍馬伝は弥太郎の壮大なツンデレ物語」

言い得て、妙!!!


そう、最終回で弥太郎がどう変化するかも
注目でした。


弥太郎が最後に堰を切ったように
「おまんといると、自分が何もできん
つまらん人間に思えるんじゃ!!」
と、吐き出せた時にも
「弥太郎、やったね!やっと言えた!」
と、じーん。

雨の中、見事なこけっぷりで
「大事な人を返してくれ!」と号泣する
ところでじーん。

最後に変な格好で死んでいる??のに
・・・あれなんやったんやろう。


まあ、色々、山あり谷ありの大河でしたが
こんなにがっちり見たのは初めてじゃないかしら。

大好きな龍馬の話、リアル感ある映像、
次々登場する俳優は、歴史人物とイメージが
重ねやすかったなどありますが

制作側のあの手、この手の出来、不出来に
コメントをつけたくなるドラマって
不思議な一体感です。


書きたい事はまだまだ出てきそう
ですが、本日
はここまで。

総集編があるぜよ~。
ん?あるよね


(龍馬さんに敬意をこめて、正装よ)



今週の龍馬さん

2010-11-22 13:11:08 | TV・コミック・映画
今週も見ました、龍馬さん。


んんん?双六ゲームであがり前で、出た!!

1回休み

みたいな回でした


前回にクライマックスを持って行きすぎたのか、
「大政奉還」という歴史的大事件が
緊張感なく決まっていった感が


田中哲司の慶喜もただ、引き際の悪いばか殿
だけになってしまい、
最後までピエロ役だったのね。

慶応3年10月12日
京都駐屯の幕府役人を
二条城に集め、大政奉還を宣言。
その必要性と正当性を数時間に
わたって、とくとくと説いたのは
慶喜自身。

翌、10月13日、在京40藩の代表を
集めて同じように宣言と説明。


ここで超合理主義の慶喜らしいのは
慣例なら、各藩の大名を呼んで説明するところを
「今さら、大名に何ができるか。
今、世の中を動かしているのは、力ある家臣である」

そして
「疑問のあるものには謁見する」とまで。
一生、将軍に拝謁する事等ない身分のものに
面と向かって話てやろうというのです。


慶喜自身も何度も、もう
大政奉還しかないと考えていながら
できない。それが、天から降ってきたように
出てきたもんだから、そりゃ、気合いが
入りますわ。


また、事の舞台裏を知ったのは明治以降。
「坂本めぇぇぇ」なんてないない。

で、龍馬さんが大政奉還の決議を盗み聞きで
知るなんてないない。

勝海舟が新撰組に
「おいらが許さねえ」なんてないない。


ない事を判っていながらリアルに感動が伝わってくるのが
いい脚本なんだと思います。
今回はまったく伝わってこなかったわ。



その他前回、あれだけの印象をこちらに与えながら
なんで、決議後の後藤や容堂は描かれなかったのか?

とか

慶喜の決意まで(ばか殿なりに)の心理変化はないのか?

とか

もろもろの事は

「ええじゃないか ええじゃないか あ よいよいよい」

と、なった回でした。


ラスト、がんばってよ!!


(日本の夜明けぜよ~)




今週の龍馬さん

2010-11-15 14:03:10 | TV・コミック・映画
今週も見ました、龍馬さん。

すごかったですね、
ラストへ向けて盛り上がりました。

福山、青木、近藤の火花、バチバチでした。



どんなに懇願しても、聞き入れてくれない
大殿さまに、崖っぷちのS(サディスト)・後藤が
ぶざまな胸の内を吐いてしまいます。

美辞麗句、損得、理想思想などを
どんなに並べても
動かない岩を動かすのは
その人の奥深い本心なのかも
しれません。

「妬ましかったがです!!」


それを聞いた、容堂公は
軽蔑するどころか、
父親のような包み込む表情になりました。


また、どんな時勢になろうとも
大殿さまについて行く覚悟の
S(サディスト)・後藤に酒を賜る
その姿もまるで、息子に接するかのようでした。


切れ者、賢公、差別主義者、等といろんな
顔を見せてきた容堂公が今回、
愛情深い、経験を積んだ男の顔でした。


また、龍馬さんとの対決、

もし、ここで龍馬さんの口から
「土佐の為、大殿さまの為、」などと
出て来たら一蹴、即切腹だったでしょう。


「この、身分制度で固められた
徳川幕府の仕組みが憎い」

という龍馬さんの
奥深い本心が、容堂公を揺るがします。

彼自身、徳川の大恩、義理に縛られ
時代の流れがわかっているのに、
身動きできず苦悩していたのです。


資料等の説明では、


困窮する幕府を
助けるには、権力を放棄して徳川家だけを
残し、その恩を売って土佐藩の名を
あげ、薩長より抜きん出る思惑であった。


とありますが。
容堂公の奥深い本心は、わかりません。



(あたし、ほんとの事言うとね・・・お庭でう○ちしちゃった)


しかし、土佐藩どころか、侍という身分さえなくなる
大ばくちに、当の権力者が、死の覚悟であったのは
建白書を書くシーンで表されてました。


容堂公は白っぽい衣装で
たった一人、白っぽい部屋で
静寂の中書き綴ります。

切腹のイメージがしました。

そして、あの極楽浄土の掛け軸が
以前は地獄図のようだったのが
浄化されたように
白く映し出されていました。

彼の精神の変化の象徴です。


最後、龍馬さんが容堂公に

「武市の牢まで、おいでになられ
おまんはええ家臣じゃ、と言ってくださった」
と、話すとこがありましたが


あああ、それ、こんな公然としたとこで言っちゃったら
大殿さま、恥かいちゃうよ、あかん、あかん。

と慌てたのは私だけでしょうかねぇ?


次回は大政奉還。
慶喜が怒り狂ってるシーンがありましたが

いや、違うのよ

将軍になったって、幕府があかんのは
本人も知っていて、でも立て直す為に
全力で走り回ってたので、

「あ、ええよ」

のノリでオッケーしたらしいです。


まっ、それもなんだかねーですが。

そうそう、NHKの龍馬伝HP
S(サディスト)・後藤の写真がいっぱい!

不覚にも胸ときめいたのでした。
味のあるヒール役は、いいねぇ。




今週の龍馬さん

2010-11-08 13:23:02 | TV・コミック・映画
今週も見ました、龍馬さん。

「龍馬の休日」は「最後の休日」だったんですね。

今回、冒頭はなつかしい坂本家の人から始まって
龍馬さんの最も愛する人たちが
最後の別れをするように、丁寧に描かれていました。

笑いあり、コミカルありの回でしたが
ちょっとせつなかったです。

お龍さん、今までで一番イキイキしてた回でした。

こどもの呼びかけに
「おばちゃんって誰や!!

NHKでは、ぎりぎりの会話
「一緒に風呂に入ろう」
に「何ゆうてはんの!」と顔を染めたり、

龍馬さんを待つ間、鏡で
「うーみー」と練習したり。


白刃の男にはビクともしない龍馬さんも
ピストルで脅されたり
歌を命令されたりと、
気の毒に見えて、いやいや
もう、こんなとこが可愛くってしょーがないんすよ。

毎回、半平太夫婦とは正反対やなぁと思いますが
龍馬夫婦の方が武士としては特殊、町民に近い。

やっぱし龍馬さん自身が、曖昧な武士階級に生まれながら
武士に憧れを抱かず、上下身分を嫌っていたのが
女性に対しても表れているのかな?

あ、それと女性上位の坂本家の気風もありますね。

やっぱ、女が強い家庭は平和です


(平和ですぅ)


そして、やたろー!!

「わしはおまんと正反対の方向にいっちゃる!」

上士も下士もない、金を稼ぐ奴が勝つ世の中になる!
と宣言しましたが、これは結局、龍馬さんが
上下身分に縛られない世の中を作ろうとしているのと
同じ方向なんだよ、やたろー。

虫かごを握り潰したのは、
自分のかごを潰したのを象徴してるのかな?
うん、長崎商人も見入りながら
頭の中では、今後使える男か、そろばん
はじいてたでしょうね




最後に、今回、いいなぁと思ったシーン。

夜中にひとり月に照らされた龍馬さんの
表情の変化がありました。

部屋の中からゆっくり外へ顔が
向いていくだけですが
ほんのひと時、愛する人と向かい合った時間に
別れを告げてまた、孤独な戦いに向かおうとする
一人の男の顔でした。

カンパニー、リーダー、仲間、同志と
人に囲まれているような龍馬さんですが



自分の志は誰も肩代わりはしてくれない。

同じ志を持つ者さえ、ひとりひとりの道がある。

この孤独に耐え、次への一歩を常に踏み出す
ことでしか志はなし得ない。


なまっちろい「みんな仲良し・平和が正しい」主義では
ありませんね。


S(サディスト)・後藤に会った時はもう、
違う人間の顔でしたもん。

さて、次回、大政奉還への第2関門突破へ!

今週の龍馬さん

2010-11-01 10:57:33 | TV・コミック・映画
今週も見ました、龍馬さん。

今回は、フィクションでしたが楽しめました。
最近、終了までの時間がないので
どんどん史実をこなしていく感じが
してましたので。

長崎奉行とお元のシーンが
なんだか大人の雰囲気でしたね

今まで、隠密と雇い主の上下関係だけだったのが
お互いの表情が、二人の底にある感情を
表していて、うーん、大人

お元が龍馬さんをかばった瞬間に
長崎奉行の龍馬さんへの憎しみは
役職を超えていったようです。

最後、退出するお元の目からは
哀れみの涙がこぼれんばかりでした。

でも、そこでこぼれないのが
蒼井優、さすがです。


男の嫉妬といえば
弥太郎、またしても龍馬さんに
やつあたりです。

しかも、「お元も普通の幸せが欲しかっただけじゃ」
とめずらしく他人の身の上まで心配して。


(ママにやつあたり!!うがぁっ)


弥太郎に憎まれようと、巻き添えにしようと
それでも、龍馬さんは自分の道をすすむしか
ないのです。

そして、パークスへお得意の直談判。

直談判が得意というのは
それだけ人間的な迫力があるという事でしょうか。

今はメールだのweb会議だので
済ませてしまう事が多いなか
「人間力」という魅力ってなかなか
育たないかもしれません。

最後、大浦慶がお元の旅立ちに
付き添っていましたね。
ええ人やなぁ。

でも、それが仇になったのか
晩年は騙されて、商売に失敗してしまいます

さあ、息抜きのような今回でしたが
あれ?次回も「休日」ですか。

今週の龍馬さん

2010-10-25 11:32:36 | TV・コミック・映画
今週も見ました、龍馬さん。

龍馬暗殺まで、あと半年を切ったそうで。

なんかこれを聞くと、やっつけ仕事で
ぱたぱたと事が進んでいくみたいで、
せわしないんですけど

今回の船中八策。

様々な人の教えを受けて組み立てたアイデアで
ひとつひとつに過去の人々の記憶が重なります。

桂小五郎、横井小楠、吉田東洋・・・
うんうん、そうだね。
多くの人の思いがあるよね。

で最後に
「母上の教えじゃ」

ああ、なんで、ここでまた、母上。

そりゃ、愛情物語はお茶の間の基礎でしょうけど
もう、いいんじゃないの?
卒業しようよ。

暗殺最後の言葉が
「母上・・・」となりませんように


さて、話はもどって船中八策。

確かに、全て龍馬さんのオリジナル
アイデアではないという事で
「龍馬、龍馬って、たいした事ない」
なんて声もありますが

それでもこれを実現させる気まんまん
が龍馬さんのすごいところ。

誰もが、99%、ムリ、ムリ、ムリ!!
という所をなぜか、いつのまにか
「ひょっとして・・・」と思わされるのです。

薩摩は最初から失敗前提で土佐を
戦に引き込んできましたから
やっぱ老獪ですね。

中岡慎太郎がこの案を見て
「既得権力者にはとうてい受け入れられん」
と唸りましたが、

そうそう、S(サディスト)・後藤がなぜ
すんなり、あの策を取り上げたのかが
不思議です。

がっちり既得権力者であり、まずは
大殿さま第一の彼に、どんな
うま味があの策にあったんだろう?

勉強不足ですので誰か
教えてくださーい


さて、やたろーーー

死の商人へ足を踏み入れる気まんまん。

まぁ、グラバーさんだって戦争ビジネスで
大儲けしているのですが、グラバーさん達
ベテラン商人との表情が対象的でした。

でも、きっといつか目をさまして
くれるんでしょうね。

それは、大政奉還が実現して
龍馬が暗殺された時、とストーリーを
妄想しているのですが。


(話しの間、すやすや~。)

最後、慶喜と兵庫開港について。


決裂したこの四賢候会議のあと
朝廷に持ち込み、公卿と有力諸候を
集めて会議をしました。
(薩摩、土佐、伊予は欠席)

が、会議なんて生易しいものではなかったようです。

酷暑の中、酷暑の京都で
夜8時頃から始まって翌日の深夜11時頃まで
ぶっとおしで、徹夜で
数回の仮眠しか許されず
しかも、日本一の論客慶喜は
喋りに喋り続け、到底、公卿たちは
たちうちもできず
体力も尽き、
兵庫開港を決定したのです。

密室で体力と思考力を奪っていくのは
なんか、わるーい、カルト商法みたいです

でも、そこまでしないと、
もう、将軍の決定権が衰えているのでしょう。


諸藩は徳川から離れ、来るべき
天下の異変に対応するため
一藩独立を強化しはじめていたのです。

しかし、この兵庫開港の成功が
倒幕派の薩長の憎しみと恐れを買い
大政奉還後の慶喜いじめが
おこるのです。

さて、次回は「雨の逃亡者」
昔のTVドラマタイトルみたい

今週の龍馬さん

2010-10-18 15:22:51 | TV・コミック・映画
今週も見ました、龍馬さん。

薩長同盟ほど有名じゃない
いろは丸事件ですが
今回の方が緊迫感ありましたね。


のっけからの難破シーンは迫力ありました。

貿易商が難破して、莫大な借金を背負う話は
古今東西ありまして、かのシェークスピアの
ベニスの商人、美女と野獣もそうじゃ
なかったかしら?

つい、目の前の負債金額に押しつぶされ
そうになるところを
これを政治問題としたところが
根っからの商人と違うところ。

自分が何の為に
海運業をしているのか、
土佐藩を巻き込んでいるのか、

大政奉還の実現を
天は試すかのように
龍馬さんに大災難を与えます。

もし、今何かを実現したいと
思っているのに、トラブルが
あってできないと
思っている人がいれば、
「何の為に実現するのか、
本当にしたいのか」
と問われているのかもしれません。

ちょっと、脱線


中尾彬が登場した時には
おもわず、笑っちゃいました。

スカーフ巻いてるよ

しかし、近藤正臣といい、中尾彬といい、
このクラスの役者は迫力が違いますなぁ。
あんな上司、怖くて逆らえへんわ

一旦、手を握ったS(サディスト)・後藤も
龍馬さんをいつでも捨て駒にするつもりです。

既存権力者にしてみれば
シャクに触る、目障りで
でも輝く新しさを持っている
扱いにメンドウな奴なんでしょう。


こんな時、即、抹殺か
自分のデメリットは少なく働かせて
捨てるか、どちらかを選ぶんだとしたら


ああ、龍馬暗殺犯、容疑者が多すぎる


(あっリョーマさん、まぶしすぎますぅ。)

これからどんどん
龍馬マジックが披露されていきます。

イリュージョン・リョウマ

そして、マジックが成功するほど
命が危うくなっていきます。


最期のお元さんのシーン。

んんっまたしれっと殺し文句を。
「おまんが泣くとわしまで悲しゅうなる」

袖で涙までふいて、女の子ごころがぁ

という事で次回、船中八策。公開~

ぽちっとよろしく

人気ブログランキングへ