連日の熱戦、オリンピック。
しかし、我が家では、オリンピックより熱くなるものがあります。
正確には、我が家ではなく私だけ
ディスカバリーの「宇宙」シリーズ。
http://japan.discovery.com/universe_works/index.html
ビッグバンの前には何があったの?
ブラックホールって何?
銀河の誕生は?
恒星とは何か?
惑星は?
そして、私たちは何なのか?
「宇宙を知ることは、自分を知ること」
のキャッチフレーズ通り、最新の物理理論が追求していきます。
一昔前の知識しかなかった私には、驚きの連続。
そして、新鮮!!
なんと!
ビックバンの前には、全くの無。何もない。
(これは物理の世界では、受け入れがたい仮説だったそうです。
そうだよね、物質を追求する学問なのに、始まりが無ですから。)
その次に
膨大な質量が圧縮され、
光も時間も空間もない、点にもならないくらいの物が
突然、自主的に爆発し90秒後には全宇宙の時空まで広がります。
原始の宇宙はガスと塵の壮絶な混沌状態で、何億年もかけて
恒星が形作られ、また死んで行くという繰り返しが続けられます。
巨大恒星は死に行く時、大爆発を起こして自らの物質を宇宙に放出します。
炭素、鉄、酸素、など、私達を形作るものたちです。
私たちの太陽系は、はるかはるか遠くで死んで行った
巨大恒星達が残した物質でできているのです。
そして、私の身体も、庭の草花も、台所の鉄鍋も、もういないホリーもそんな恒星の爆発が
もたらしてくれたもので、できているのです。
私達は星屑の子。
たしか、ゲド戦記にも似たような記述があった気がします。
私達は星屑の子。
金、銀、プラチナは超巨大恒星の爆発で作られる希少物質。
もし、あなたがそれらを身につけていたら、それはブランドアクセサリーではなく
どこか遥か、気の遠くなるような彼方の時空の向こうでおきた
星の死が、もたらしてくれたものだと思ってみると・・・。
私の耳のちっちゃなダイヤ(炭素)のピアスが愛おしくなりました。
これから、少し涼しい夜には星を見上げるのもいいもんです。