「チムとゆうかんなせんちょうさん」
タイトルだけみると
ファンタジーな冒険の絵本かと
おもいきや
チムぼうやがこっそり乗り込んだ船が
嵐で難破して、救命ボートに助けられる
というものなので、
一番勇敢に活躍したのは救命隊員かも
しれません。
作者は1900年生まれの
エドワード・アーディゾーニ。
決して裕福な家庭ではなく、それでも
挿絵画家を志し、独立。
しかし、なかなか仕事はなく
貧しい画家でした。
子守りをしながら
思いついた話を子供たちに
しはじめたのが、このお話。
子供たちにねだられ、つっこまれしながら
完成した、この絵本には
ぶっとぶようなストーリーではないけれど
子供の目線の素直さや、大人のやさしさが
つまっています。
willで一緒に遊ぶより
うそばなしを一緒に作ってくれる
おとなの方が魅力的だと思うなぁ。