内倉真裕美の晴耕雨読

恵み野は「花の街」と言われています。HP「内倉真裕美のガーデニングダイアリー」もご覧下さい。

頑張れデク!

2008年06月12日 01時14分22秒 | 日々の出来事

根室からのブログ書き込みです。
最近の時間を刻んだ忙しさは、ちょっと辛い。本当に辛い。
「デク」のことを思うと、胸が締め付けらる思いです。

■「デク」の背中からお腹に掛けて膨らみを感じたのが1年位前だったと思います。今年に入ってその大きさは、ドンドン大きくなって、病院に行って先生とお話しながら利尿剤を飲ませ、その水泡の大きさの変化を見てきました。

最初は利尿剤のおかげでパンパンに張っていた袋の大きさが垂れ下がり、ホッとしていたのですが、1ヶ月ほど続けると効果なし。薬を倍の量に増やしましたが、それも3ヶ月経過したら同こと。

先生は、「水泡の中身が何なのか?液体に間違いは無いけれど、血液だったら貧血を起こすので抜くと危険ですよ」と話をされました。

しかし、その水泡の大きさは空気の入ったバレーボールを半分にしたくらいの大きさになり、手で持ち上げるとドスンと重く、2キログラムはある感じ。妊娠の臨月の大きさが右のわき腹に突き出している感じです。

見ていても痛々しい・・・。
主人と私は迷います。
このまま薬を飲み続けるだけにするか?
手術をしてもらうか?
勿論病院の先生には相談しながらの迷いです。

先生は「手術をするにしても、先ずは中に入っている物が只の水なのか、血液なのか調べなくてはいけません。調べるためには、おとなしくなる薬を飲ませてからになります。私の手術の入っていない日を確認してから薬を飲ませてくださいね」

そんなやり取りがあって、第1回目の挑戦です。2ヶ月前に「おとなしくなる薬」1錠で試しましたが、全くおとなしくなんかなりません。「元気!元気!」のデクです。次は1ヶ月前に3錠で様子を見ましたが、効き目が出たのが6時間後で、診療時間は既に過ぎて、この日も失敗です。

デクの大きさは中型犬の20キロ。臆病者で何か違う事が起きると大慌てですから、狂犬病注射を打つときも大変な状況になるのです。車に乗せると、車酔いのせいでしょうか、ハアハアしながら車内で大暴れ。2人係りでないと車の移動もままならぬデクなのです。そんなことでデクの病院通いは、主人のいる時を見計らって決行します。

そして昨日、主人が午後からなら大丈夫という午前9時に病院の先生に連絡を入れ、薬を3錠飲ませたのです。何時もはそんなに嫌がらずに飲んだ薬でしたが、昨日は1錠飲ませるのにも大変苦労しました。ソーセージの中に詰めても上手に薬をポトンと落とします。大好きなパンに詰めても同じこと。硬さを同じにしないと直ぐに判るんですね。なんとかドックフードの中を繰りぬいて薬を入れることで成功です。
「デク嫌だったんだよね・・・」

そんな昨日の私のスケジュールはとても忙しく、「花さんぽストリート祭」の道路使用許可をもらう為の資料を作り、前日の市役所の許可を添付して警察に向かいます。同じく保健所にも、「花さんぽストリート祭」と13日からスタートする「千歳マルシェ」の分も書類を作り同じく千歳の保健所に向かいます。「う~ん」サミットもあるせいでしょうか、両方とも中々大変です。結論が出ないまま我が家に到着。お昼に出発して、帰宅は4時50分でした。

家に帰るとデクは薬が効いているようでウツラウツラしています。予約していた5時に何とか間に合うかという時間。ヨタヨタしたデクを車に乗せ病院に向かいます。病院ではさらに「おとなしくなる注射」を打って10分後にようやく診察台に乗せることが出来ました。

膨らんでいる場所の毛を剃り落として、「エコー」を丁寧に患部当て映像に映し出します。水の中に何やら白い塊や浮遊する白いもの。
「あまり良いものじゃないようですね」
いよいよ針を刺して中身を調べます。血液交じりの液体が出てきました。
「もしかしたら癌かもしれませんね。どうしますか?」

パンパンに張ったお腹から注射器で血液交じりの液体を抜いてもらうことにします。抜いたほうが良いのか、抜かないほうが良いのか、飼い主だって迷います。パンパンに張ったお腹は見ているだけでも苦しそう。これ以上大きくなったら破裂でもしそうな勢いなのですから。
「抜いて下さい」
「抜いても2~3日したら又たまりますよ」
「それでも少しでも楽になるかも知れないし・・・抜いて下さい」
飼い主は迷いながらも結論を3分の1程液体を抜く方法でお願いしたのです。

■帰宅してからのデクは薬のせいなのか、血液交じりの液体を抜いたせいで貧血を起こしているのか、痙攣を起こしたり、大きな荒い息をはきながら、ぐったりしています。

そんなこんなで、昨夜は殆どデクに付きっ切り状態で夜を過ごしました。朝方になって、薬は抜けたのでしょうか何となく息は普通に戻り、水をゴクゴク飲むことも出来ました。しかし、足はヨタヨタで立つことも出来ません。

娘は2日前から教育実習の為に網走から戻って来ています。そんな娘は札幌に。夫は出勤で同じく札幌に。私は根室で講演会。後ろ髪惹かれる思いで仕事です。講演会を終え、午後の9時半、主人に電話を入れたらデクの様子はあまり芳しくないようです。

明日12日の飛行機は17時5分発。満席の為、早い時間の変更は出来ません。13日は「千歳マルシェ」の搬入及びオープニングがあり、段取りでデクの面倒は見ることが出来ません。

何でこんな時に・・・仕事が山済みなんでしょう。
デクとゆっくり時間を過ごしてあげたいのに。
何でこんな時に・・・早く帰ってあげられないのでしょう。

11年間、同じ部屋でいると家族と一緒です。
家族みんながデクの事が大好きで、私はどれだけデクに愚痴を聞いてもらったことでしょう。
ここ数年は甘えん坊になったデク。
家族の横に体を摺り寄せて眠るのが大好きでした。
デクの温もりを感じながらパソコンを打つのがとても幸せな私でした。

今は根室のホテルでキーボードを打っています。
早くデクに会いたいな。
「デク」私が帰るまでは頑張っていてね。
帰ったら走り回っていたりして。そうであって欲しいな。
私の取り越し苦労になりますように。

神様お願い。デクを元気にしてあげて・・・。
どうぞお願いいたします。
コメント (2)
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