内倉真裕美の晴耕雨読

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石巻2

2011年08月16日 09時12分12秒 | 3.11ガーデンチャリティー
石巻の国道を車で走ると、海岸線には魚の加工場や工場が並んでいます。
車内は窓を閉めていても、魚の腐敗なのか、なんともいえぬ異臭がします。
1階部分が津波で失った家の2階に洗濯物が掛かっている住宅がいくつもあります。
色々な事情から仮設住宅を離れ、我が家に戻ってきた人たちだと思います。
家が傾き危険であっても、結局我が家で生活する人々。
どうか、一日も早く安心して暮らせる日が来ることを願います。
でも何時になったらそんな日が来るのでしょう。


ここは海沿いの幼稚園。「子供達大丈夫だったのかしら?」と心配そうなSさん。
後に見える防風林の向こうがSさんの家になります。


積み上げられた車の数も相当なものです。


仙台市宮城野区福田町1丁目公園にある仮設住宅にお邪魔しました。
こちらには、被災者が作った木枠の花壇が住宅ごとにあり、お花や野菜が元気に育っていました。


ここで、「みんなの家」構想のことを聞きました。


「みんなの家」は建築家の伊藤豊雄氏の提案により始まったプロジェクトで、
みんなの家は次の3つの役割を担います。

1、被災地の仮設住宅で暮らす人々が集まって語り合うことのできる原初的なコミニュティスペースである。
2、家を失った人々が記憶の中で共有しうるイメージの家である
3、人々の心を和らげ生きる希望を与えることのできる生命力に満ちた家である。


「みんなの家」第1号が熊本市から仙台市へのギフトとしてここ、
仙台市宮城野区福田町1丁目公園にある仮設住宅の敷地内に建設されます。
可能性を秘めた「みんなの家」ですね。
仮設住宅に「みんなの庭」も出来ると良いな~と思いました。


「みんなの家」アイデアスケッチ展が仙台の「今字市伊藤豊雄建築ミュージアム」メディアテークで行っているという事で、みんなで移動しました。



■被災地に行って、
未曾有の大災害3.11から5ヶ月たった東北。
原発も含めて、何時になったら復興が進むのでしょう。
みなさん仰っていたのが、日本の人たちに、世界の人たちに「忘れられるのが怖い」と話されていました。
淡路でも10年以上掛かったという復興は、ここ東北ではそれ以上の年月が掛かる事でしょう。

「みんなが今回の大災害を忘れない」1年後も同じと言わないまでも、何時までもこの災害を忘れない。
継続的な支援をし続けることが出来るか。
助け合うことが出来るか。

試されている気がしてなりません。
「頑張れ東北!」ではなくて
「一緒に頑張ろう日本!」
なのかな~と思って帰ってきました。







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