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「食神さまの不思議なレストラン」と同じ会場で、
が開催されていました。
”スーパー浮世絵” ってなんだ?!と、こちらにも入ってみました。(セット券だとお徳です!)
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(「べらぼうにエモい」って、すごいキャッチコピー…)
会場ではプロジェクションとパネル、模型なども交えて江戸の街が再現されています!
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この江戸の風景、様々な浮世絵のモチーフをコラージュして作られているんですね。もとになった作品もパネルで紹介されています。
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(葛飾北斎に、歌川広重、国芳…と、著名な絵師の作品が会場内に取り入れられています。)
街歩きをガイドするような解説もながれ、なんだか観光地のようです。
ディスプレイには、浮世絵を通じて知る江戸のトリビア的な解説も。
「江戸は当時の世界で最上級の識字率だった!」とか「江戸の女性はお風呂の中でもお化粧をしていた!」など、へぇー!という知識がいっぱいです。
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続いての部屋では、当時の華やかなファッションが紹介されていました。
幕府に派手な衣装を禁じられても、裏地で遊んだり、袖まくりをファッションに取り入れたり…と、こっそりオシャレを楽しんだりしていたというのにはびっくり!
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厚底の履物が流行ったり、かと思えば裸足で歩くことが流行ったり…と、真逆のことが流行ったりするのも、現代と変わりませんね。
こんな大きなスクリーンでの展示も!迫力があります!!
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様々な絵師の浮世絵が共演しています!
オバケや妖怪を扱ったコーナーもありました。
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「幽霊=足がない」というのも、こんな浮世絵からはじまっていたのだそうです!「そっちの方が売れた」というのに驚きましたが、よく考えたら「死んだら足がなくなる」なんて、最初に思いついたのは斬新ですよね!
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ほかにも、江戸の歌舞伎の会場をイメージした空間や、
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(役者絵も大判で展示されています!)
浮世絵の作り方がわかるような展示もありました。
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(こんなにたくさんの版が必要なんですね!労力のかかる作業ですね…>_<)
”アート”というよりも”歴史博物館”的な雰囲気も強かったですが、華やかな色や細かい柄などを、明るい画面で拡大して楽しめる!というのは面白かったです。
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(暗いところで見るイメージの強い「浮世絵」が、明るい画面で大きく見られるのは嬉しいですね。)
美術館でじっくりと作品を見るのとはまたちがった、こんな楽しみ方もあるんだなぁとい面白い展示でした。
こちらも5月21日まで開催されています!
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■DATA■
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会期:2017 1.28(土)〜 5.21 (日)
時間:平日 10:00〜21:00
金・土・祝前日 10:00〜23:00
日・祝日 10:0019:00
場所:日本橋茅場町「特設会場」
東京都中央区日本橋茅場町1−8−1 茅場町1丁目平和ビル
入場料:大人(高校生以上)¥1,600、子ども(3歳以上~中学生以下)¥1,000
「スーパー浮世絵 江戸の秘密展」は、従来の額に入った絵を眺めるような浮世絵展ではありません。世界に誇る絵師が描いた浮世絵、約2万点を高精細デジタルデータ化。その中から選りすぐりの作品たちを最新の映像技術で動かし、巨大化させ、立体空間として表現しました。「見る」のではなく「没入する」をコンセプトに、浮世絵本来が持つエンターテイメント性や、メディアとしての面白さを再び蘇らせようとする新しいデジタルアート展です。
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