前シリーズ「出会った車両」シリーズの追加版としてイタリアの車両を紹介いたします。
年代は1997年頃。ヴェネチアとフィレンツェの旅の途中で出会った車両達です。
カメラは、多分、オリンパスのコンパクトフィルムカメラμ(ミュー)。前シリーズとの発色の違いもお楽しみください。
ヴェネチア 1

イタリア国鉄(Ferrovie dello Stato、FS)のE656形電気機関車458号機がリベルタ橋を渡ってヴェネチア・サンタ・ルチア駅に到着したところです。
「イタリアの鉄道は遅れる」と聞いていましたがほぼ定刻に着きました。線路幅が広く、客車も大型、堅牢なので揺れも騒音も感じず快適でした。
このE656形は461輌も製造された主力機関車で、日本のEH10形のように前後別体で背中合わせに連接されています。BBBの6軸。
ボディは、彫が深い造形、地味ながら色の使い方はさすがイタリアと思わせます。
イタリア国鉄は、この後、2000年に民営化され、FSからトレニタリアTrenitaliaとなって塗り分けもすっかり変わりました。 ∎