
カメラ用の防湿庫を購入しました。
長年、カメラを使ってきて、「いつかは防湿庫」をと思いながらも実現できませんでした。高価ですし、機材も少ないので「まだそこまでは」と考えて幾星霜。今の今までカメラの保管場所と言えば、本棚や物入に無造作に置いていて、我が家は乾燥しているから大丈夫と何の根拠もなく信じていたのが現実です。
ところが、数年前古いカメラを売却するときにレンズにカビが生えていることが分かり、期待していた買取価格がかなり安くなってしまいました。これがきっかけで、やはり防湿庫を持つことが基本だなと反省し検討を始めました。
ところが、この歳になると、若い時のようにパッと買うわけには行かず、いつまで撮るのかなどと余計な悩みを悩んでしまいます。しかし、さすがにカビの脅威には勝てず、また、カメラ、レンズより安いはずと自分を自分で説得し、定評のある東洋リビングの77Lのものを注文しました。
*
サイズは、定説どおり、ワンサイズ大きいものにしました。手持ちの一眼レフ系2台、コンパクトカメラ2台、交換レンズ8本を入れても余裕があります。しかし、せっかくですから、アクセサリーなどを入れて満杯にします。買い増しのためにスペースを空けてあるのかと勘ぐられないように(笑)。
現在は湿度35%に設定して順調に運転しています。もちろん、開扉すると湿度は上昇しますが、閉めれば比較的短時間で設定湿度に復帰します。湿度計も敏感に反応しています。メンテナンスフリーで、カタログどおりなら電気代もそれほど心配はないはずです。
「いつかはクラウン」ではありませんが、「ついに防湿庫完備」。これで、カメラを安心して使える体制が整いました。長い道のりでした。∎
Nikon/COOLPIX P330