三日め

昨日、職場から帰宅する道すがら、ちょうど車のガソリンが切れそうだったので、いつものガソリンスタンドに寄った。
信号は復旧していたが、ＧＳの100メートル以上前から渋滞。
給油を待つ車が列をなしていた。

あとでニュースで知ったが、ガソリンが売り切れとなっているスタンドが続出しているという。

自宅は、ほぼ想像していたとおりの散らかりようであったが、ガラスが散乱などということはなかった。

スタンドに立て掛けていたサイレントチェロは倒れていたが、損傷なし。
一番心配していたチェロも無事だった。

テレビは倒れて、画面が一部損傷して見えづらい。
なぜか、固定電話が鳴らなくなっている。


朝、職場でお煎餅を食べただけで風呂にも入らず、昼過ぎまでタラタラと片付けをしていたら、さすがにお腹がすいてきたので、スーパーに買い物に出た。

肉や野菜はそうでもないが、パンやラーメン、パスタソースなどの棚には何も残っていない。

みんなカゴ一杯に買い漁っている。

なぜか悲しくなった。


またいつ電気が使えなくなるかわからないので、インスタントや冷凍食品を買いだめするよりも、２～３日保存のきくものを作っておこうと肉や野菜を買った。
写真は今日のお昼。
昨日作った鶏肉と大根、カボチャの煮物など。
パプリカは元気になるようにオレンジ色と赤を選んだ。
それから、萎びかけたリンゴが家に３個あったので、黒砂糖で煮ておいた。


昨日、料理をした以外は、何もやる気がおきず、ただぼーっとしていたが、今日の午後になってからやっとチェロを弾こうかという気になった。
楽器が無事だったということは、弾きなさいと誰かが言っているということなのだろう。
一時間半ほど練習した。

昨日はほぼテレビを付けっぱなしの状態であったが、つらいので見たくなくなった。

節電のために、ＣＤをかけるのも自粛する。

久しぶりに、部屋でひとり静かに読書をしている。