かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

サービス

2024年03月27日 | ドイツ生活
こんな時期にまるまる1週間も休みを取る人は、退職者くらいしかいない。

年度内に消化しないと、消滅してしまう休暇が何日かあるので、今週はずっと休日にできるはずなのであるけれど、悲しいことにその勇気がなく、Eが来日してからは、半日だけ勤務し、午後は休みというパターンですごしている。

「ただいま」と言いながら玄関のドアを開けるのは、不思議な感じだけれど、帰宅すると部屋中がピカピカになっているので、実に気分がいい。

昨日は帰宅するなり、「バスルームのクリーナーはありますか?と、ちゃんと日本語で言えたよ!」と満面の笑みで報告された。

歩いていけるファミマに行ってみたけれど、お風呂用洗剤がなかったらしく、かわりにキッチンハイターを買ってきて、あちこち磨き上げてくれていた。

彼はコートの脱ぎ着の手伝いとか、ドアの開け閉めとかを、実にスマートに、嫌味なくやってくれる。
子どもの頃からの教育で身に着けたものだという。

むしろ私はそういうサービスを受けることにまだまだ慣れていなくて、たとえば車のドアを開けてもらうのを待てなかったりするし、誰かが見ているような時はちょっと恥ずかしい気持ちになってしまうのだけれど、なるべくその都度、素直に感謝の気持ちを伝えるようにしている。

出かけた先々では、「(彼は)やさしいのねえ!いいわねえ!」と日本人女性たちから一様に羨ましがられている。

そうして初めて私たち女性は、もっと男性たちから敬い、大切にしてもらいたいと思っているのだなあと気づいたのだった。


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