かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

禁煙探検隊

2006年04月24日 | 昼下がりの外来で
「きっかけが欲しかったんです。病気になったらやめようと思っていました」

Oさんは65歳。
お父さんもお母さんもガンで亡くされています。
禁煙外来にいらしたときに手にしていた本は椎名誠。
沢登りに岩登り、カヌーも大好きという現役アウトドア派のおじさまです。

「先生の講演で、タバコ(を吸っているのは)は病気だと聞いて、病気なら治せばいいんだと安心しました。その言葉だけを心の支えに(禁煙外来に)やって来ました。もうやめます!」

ただ唯一の心配は、テントを張って、ガスコンロで沸かしたコーヒーと一緒に一服できなくなることだとか。

『だいじょうぶ!タバコをやめれば、これまで以上に空気もおいしくなるし、からだも軽くなって、ますますアウトドアスポーツが楽しくなりますよ

人生まだまだこれから!
ますます楽しいことが待ってるぜい



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