かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

禁煙するなら病院へ

2015年10月29日 | 昼下がりの外来で
Kさん、23歳。
15歳のときから喫煙開始。

「親のタバコをくすねて吸ったのが最初。大学生だった兄貴にも影響されて・・・」


吸い始めは、よくあるパターン。


仕事は、クレーン車にのって、産業廃棄物の処理を毎日10時間。
かなりキツイ仕事らしい。


しかし、若いのに、なぜ禁煙外来へ?!


「周りの友だちでやめているのが何人かいるんですけど、病院にかかった人は全然吸いたくならなくて、禁煙ずっと続けられてて、だけど自分でやめた人は、吸いたい、吸いたいって、また始めちゃったりしてるんです。だから、タバコやめるなら、病院にかかったほうがいいなって思って・・・・」


そのとおりよ~♪

でも、禁煙しようと思ったのはどうして?



「姪っ子がよちよち歩き始めて、一緒に遊べるようになったんです。一緒にいるとすごく楽しいんだけど、すぐ、タバコ吸いたいなあって考えてしまって・・・兄貴がきっかけ作ってくれれば、吸えるんだけど、子どもといるとぜんぜん吸わないんですよ。だから、俺だけが吸いたい、吸いたいで・・・もうそういうの疲れちゃった(笑)」


そっかあ、姪っ子ちゃんが可愛いのねえ。
よし、やめちゃおう!


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