「紅茶とお菓子の甘い日々」

ひとつの林檎がもたらすもの

深深と冷える、ある冬の日、ひとつの林檎をいただきました。
「あんまりかわいい林檎だったから」
と、
神社でお会いする町内会の元会長さん。

「ええ^_^あんまり綺麗な林檎だったから、食べないで飾っておりますよ」
と私が言うと
「あなたのことだから、そうだと思ったわ」とYさんが笑顔でおっしゃっいました。

いただいた林檎は飾っておいて、
うちにあった林檎でアップルシナモンミルクティーを作りました。
スリランカの茶葉を煮出して牛乳を入れ、林檎のいちょう切り、シナモンのスティックを入れます。
林檎の甘い香りが広がって、シナモンの風味が奥行きを広げます。

この頃は台湾茶にはまって、台湾の東方美人を飲んでいます。
極上の烏龍茶はやはりそのままストレートで楽しみたい。

茶葉が大きく広がり、味わいは上品で残り香までが甘く芳しい。

林檎のお礼に紅茶を持って神社に伺いました。
「どう?この頃いいことあった?
息子は元気?」
そう聞かれて、息子が二人してお腹の風邪でダウンしていることを話しました。
聞いてもらうことで、楽になることはたくさんあります。
時々訳もわからない不安におそわれて、何だか憂鬱になってしまうこともあります。
そんな時は早起きして神社に行くのです。

烏龍茶のお供にさつまいもを蜂蜜とレモン汁で優しく煮ました。
東方美人の蜜のような味わいがよく合います。

冷たい風が吹く羽根木公園にもでかけると、いつもの常連さんにお会いします。
前に江戸文学の第一人者でもある先生からご本をいただいたので、紅茶をお返しに差し上げたら、
「あなたの紅茶、香りがいいね。
大切に大切にいただいてるよ」
と、毎朝声をかけて下さるようになりました。
御とし80歳、現役の教授からも元気をいただいています。

ひとつの林檎が紅茶になったりご本になったり、
形を変えて、笑顔と元気になっていく。。。



人間っていいですね。
ひと恋しい今日この頃。
梅も咲きました。

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