忘年会の話やお菓子の話題が続いていましたが、今日は工事が進む<小原のすまい>基礎工事の様子をババっとご紹介! 写真はGRⅢ 適宜トリミング
昨日は事務所の配筋検査を行い、打設前に型枠と鉄筋の距離(※1)を確認。
今日の午前中には住宅瑕疵保証責任保険による基礎配筋検査が行われ、現場担当者から『指摘事項は一切ありませんでした』との報告をうけて打設へ。
ミキサー車で運ばれてきたレディーミクストコンクリートから試験ピースを抜き取り、スランプ値(※2)や塩分濃度(※3)などをチェックしてゴーサイン・・・そんな検査も私たち設計事務所の仕事です。
※1:コンクリートのかぶり厚さといい、鉄筋を錆させないため必要厚さを確保する事が重要
※2:コンクリートの柔らかさ(流動性)の度合い
※3:値が高いとアルカリ性であるべきコンクリートが後々中性化して、鉄筋が錆びてしまうのでこれまた重要
コンクリートは打設時の気温によって強度が左右されるため、外気温に応じて打設強度を変えて設計強度になるように強度の補正をします。
打設後28日までの予想平均気温が8℃未満の場合、冬季として温度補正として、6(N/m㎡)の補正値を加えて、27(N/m㎡)のコンクリートを打設。
1回目に打設したコンクリートは、コンクリートミキサー車6台分、およそ30.0立米、重さにしておよそ70トンのコンクリートを打設。
この後基礎立上り部分の型枠の組立後、2回目のコンクリート打設すれば基礎工事は完了となり、年明け1月の建て方を待つことになります。
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