先日、パンチ佐藤さんが少年野球に対して苦言を呈したblogを書いていた
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=punch-sato&articleId=10324205741
これは野球だけじゃなく、サッカーやミニバスケや他のスポーツ全体にも当て嵌まる問題だと思う。パンチさん、ありがとうって言いたい。
俺が沖縄でミニバスのコーチをしている時、同じ中部地区には強いチームがゴロゴロいて、そのチームを指導している人達はバスケや子供達に対する熱意や愛情に溢れた人ばかりで、皆さん尊敬出来る存在でした。
しかし、一チームだけ、俺が嫌いなチームがいた。そのチームのコーチ陣は、試合中にコーチがひたすら審判に文句を言い続け、相手チームのプレーにケチをつけ、退場にならない狡猾な指導をする。もちろん保護者にも影響が出て、ギャラリーからも、やんややんや言う。んで、そのチームには基地から転校させた子がいて、身長高くて身体も出来上がってるから、他のチームはその子を止めれない。。。
いつか必ず倒す。俺はそう強く心に思っていた。
そして俺らがそのチームと新人大会で対戦する事になった。結構大きな大会でだ。。。
俺が指導していた安慶田(あげだ)小学校男子チームは毎年弱く、全くのノーマーク。相手は色んな意味で有名で、外人さんまで補強した規格外の優勝候補。誰もが、一方的で、つまらない試合になると思っていたであろう。。。俺らのチーム以外は。
ゲームが始まると、相手チームやギャラリーは驚き焦った。『安慶田??、何このチーム!?』。毎年弱小で、その年も、身長高い奴は一人もいない。見た目では完全に負けているのに、試合はどうだ。相手に食いつき離れない。。焦った相手はいつも以上にキレまくり会場に怒号が響く。。。2コートある会場は、反対側が終わった為、全員がこちらの試合を観戦し、思わぬ接戦の好ゲームに会場全体が一つ一つのプレーに一喜一憂した。。。
もつれにもつれた試合は、一点差で負けているものの、試合時間残り3秒で自陣のリング近くからのジャンプボール。それに勝ち、ウチのキャプテンにボールが渡り、シュートを打とうとした時に、相手が身体を思いきりぶつける反則をおかした。。が、審判の死角だったので、笛は吹かれず、そのまま時が流れ試合終了。。。喜ぶ相手。。。
昔の俺なら『審判ファール(反則)!!、最後ファールじゃねーかよ!!』てな感じでキレただろうケド、、試合終了のブザーが鳴った直後に俺の口から出た言葉は・・・『ナイスゲーム!』そう大声で言い拍手すると、会場全体が拍手で包まれた。。。俺は泣いた。一目もはばからず号泣してしまった。素晴らしい試合だった。しかし勝たせてあげれなかった。そんな自分が情けなくて。そして子供達の成長が嬉しくて。。子供達も泣いていた。俺と同じように。保護者や俺の友人達まで泣いていた。。。他のチームから見たら異様だったかもしれない。引退試合じゃないんだからって(苦笑)。。。
俺にとって彼らとの接した時間は、バスケ関係者として、人間として、大きく成長させてもらった大切な時間となった
彼らは去年高校を卒業した。高校最後の大会は、安慶田チーム主体のメンバーでベスト8まで進んだそうだ。170cmが一番身長高いってメンバーでベスト8は快挙だし、メンバーが集まるシード校を苦しめたのは本当に凄い事だ。
色んな指導者、色んな指導方法があってもいいと思う。あった方がいいと。。。しかし、小学生を指導するなら忘れちゃいけないのは、目先の勝ちじゃなく、その競技をどう『愛』してもらう事が出来るか。じゃないかな。
目先の勝ちにこだわり、審判にギャーギャー言ってたチームの選手、高校では、誰も見なかったそうだ。。。俺らは試合に負けたケド、大人になってもバスケを愛してる。それが答だ。どっちが本当に勝ったのかは言うまでもない。
長い文章ですんませんでした(苦笑)。
最後に、北谷(ちゃたん)中学校女子バスケ部、沖縄初の全国大会優勝おめでとう!!!。
ちなみに北谷はミニバスも強いです。
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=punch-sato&articleId=10324205741
これは野球だけじゃなく、サッカーやミニバスケや他のスポーツ全体にも当て嵌まる問題だと思う。パンチさん、ありがとうって言いたい。
俺が沖縄でミニバスのコーチをしている時、同じ中部地区には強いチームがゴロゴロいて、そのチームを指導している人達はバスケや子供達に対する熱意や愛情に溢れた人ばかりで、皆さん尊敬出来る存在でした。
しかし、一チームだけ、俺が嫌いなチームがいた。そのチームのコーチ陣は、試合中にコーチがひたすら審判に文句を言い続け、相手チームのプレーにケチをつけ、退場にならない狡猾な指導をする。もちろん保護者にも影響が出て、ギャラリーからも、やんややんや言う。んで、そのチームには基地から転校させた子がいて、身長高くて身体も出来上がってるから、他のチームはその子を止めれない。。。
いつか必ず倒す。俺はそう強く心に思っていた。
そして俺らがそのチームと新人大会で対戦する事になった。結構大きな大会でだ。。。
俺が指導していた安慶田(あげだ)小学校男子チームは毎年弱く、全くのノーマーク。相手は色んな意味で有名で、外人さんまで補強した規格外の優勝候補。誰もが、一方的で、つまらない試合になると思っていたであろう。。。俺らのチーム以外は。
ゲームが始まると、相手チームやギャラリーは驚き焦った。『安慶田??、何このチーム!?』。毎年弱小で、その年も、身長高い奴は一人もいない。見た目では完全に負けているのに、試合はどうだ。相手に食いつき離れない。。焦った相手はいつも以上にキレまくり会場に怒号が響く。。。2コートある会場は、反対側が終わった為、全員がこちらの試合を観戦し、思わぬ接戦の好ゲームに会場全体が一つ一つのプレーに一喜一憂した。。。
もつれにもつれた試合は、一点差で負けているものの、試合時間残り3秒で自陣のリング近くからのジャンプボール。それに勝ち、ウチのキャプテンにボールが渡り、シュートを打とうとした時に、相手が身体を思いきりぶつける反則をおかした。。が、審判の死角だったので、笛は吹かれず、そのまま時が流れ試合終了。。。喜ぶ相手。。。
昔の俺なら『審判ファール(反則)!!、最後ファールじゃねーかよ!!』てな感じでキレただろうケド、、試合終了のブザーが鳴った直後に俺の口から出た言葉は・・・『ナイスゲーム!』そう大声で言い拍手すると、会場全体が拍手で包まれた。。。俺は泣いた。一目もはばからず号泣してしまった。素晴らしい試合だった。しかし勝たせてあげれなかった。そんな自分が情けなくて。そして子供達の成長が嬉しくて。。子供達も泣いていた。俺と同じように。保護者や俺の友人達まで泣いていた。。。他のチームから見たら異様だったかもしれない。引退試合じゃないんだからって(苦笑)。。。
俺にとって彼らとの接した時間は、バスケ関係者として、人間として、大きく成長させてもらった大切な時間となった
彼らは去年高校を卒業した。高校最後の大会は、安慶田チーム主体のメンバーでベスト8まで進んだそうだ。170cmが一番身長高いってメンバーでベスト8は快挙だし、メンバーが集まるシード校を苦しめたのは本当に凄い事だ。
色んな指導者、色んな指導方法があってもいいと思う。あった方がいいと。。。しかし、小学生を指導するなら忘れちゃいけないのは、目先の勝ちじゃなく、その競技をどう『愛』してもらう事が出来るか。じゃないかな。
目先の勝ちにこだわり、審判にギャーギャー言ってたチームの選手、高校では、誰も見なかったそうだ。。。俺らは試合に負けたケド、大人になってもバスケを愛してる。それが答だ。どっちが本当に勝ったのかは言うまでもない。
長い文章ですんませんでした(苦笑)。
最後に、北谷(ちゃたん)中学校女子バスケ部、沖縄初の全国大会優勝おめでとう!!!。
ちなみに北谷はミニバスも強いです。