「12月13日(金)」
「ドラマ「全領域異常解決室」
「登場する神」
「建速須佐之男命」
(タケハヤスサノオノミコト)
(父親から虐待を受けている少年)
スサノオ(歴史的仮名遣:スサノヲ、
須佐之男、素戔嗚、須佐能袁、須佐能乎)は、
日本神話に登場する神。
『古事記』では
建速須佐之男命(タケハヤスサノオ)、
速須佐之男命、須佐能男命、須佐之男命、
『日本書紀』では
素戔嗚尊、神素戔嗚尊、速素戔嗚尊、武素戔嗚尊、
『出雲国風土記』では
神須佐能袁命(カムスサノオ)、須佐能乎命、
『支那震旦国皇代暦記―「日本古代史」増補編』では
祖佐男命などと表記する。
神仏習合では牛頭天王と同一視される。
神話上、現在の皇室とは、
姉弟間のアマテラスとスサノオの誓約でうまれた
男神正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命と
その子で天孫降臨をした
天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命を経て、
スサノオは男系上の先祖にあたる。
『古事記』の記述によれば、
神産みにおいて伊邪那岐命が黄泉の国から帰還し、
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊を行った際、
天照大御神、月読命に次いで
鼻を濯(すす)いだときに産まれたとする
(阿波岐原は江田神社のある
宮崎市阿波岐原町に比定される)。
これは神道の祝詞、祓詞にもある。
『日本書紀』本文では
伊弉諾尊とイザナミ
(伊弉冉尊・伊邪那美命)の間に産まれ
天照大神・ツクヨミ(月読)
・ヒルコ(蛭児)の次に当たる。
統治領域は文献によって異なり、
三貴子のうち天照大御神は天(高天原)であるが、
月読命は天、滄海原(あおのうなばら)
または夜の食国(よるのおすくに)を、
須佐之男命には夜の食国または海原
または天下を治めるように言われたとあり、
それぞれ異なる。
須佐之男命は
記述やエピソードが月読命や蛭児と被る部分がある。
『古事記』によれば、
スサノオはそれを断り、
母神イザナミのいる根の国に行きたいと願い、
イザナギの怒りを買って追放されてしまう。
そこで母の故地、
出雲と伯耆の堺近辺の根の国へ向う前に
姉の天照大御神に別れの挨拶をしようと高天原へ上るが、
天照大御神は弟が攻め入って来たのではと思い
武装して応対する。
スサノオは疑いを解くために誓約(うけひ)を行った。
我の潔白が誓約によって証明されたとしたが、
勝ったに任せてと次々と粗暴を行い、
天照大御神は恐れて天の岩屋に隠れてしまった。
そのため、彼は高天原を追放された(神逐)。
スサノオは
大気都比売に食べ物を乞うが、
オオゲツヒメが鼻や口や尻から食べ物を出すのを見て
怒って殺した。
オオゲツヒメの体の各部分から生じた
蚕と穀物が養蚕と五穀の起源となった。
出雲の鳥髪山(現在の船通山)へ降った
建速須佐之男命は、
その地を荒らしていた巨大な怪物
八俣遠呂智への生贄にされそうになっていた
美しい少女櫛名田比売命と出会う。
スサノオは、
クシナダヒメの姿形を歯の多い櫛に変えて髪に挿し、
ヤマタノオロチを退治する。
そしてヤマタノオロチの尾から出てきた
草那藝之大刀(くさなぎのたち、紀・草薙剣)を
天照御大神に献上し、
それが古代天皇の権威たる三種の神器の一つとなる
(現在は、愛知県名古屋市の
熱田神宮の御神体となっている)。
その後、
櫛から元に戻したクシナダヒメを妻として、
出雲の根之堅洲国にある
須賀(すが)の地へ行きそこに留まった。
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