去年、5年連用日記を買った。
前の日記が5年目を迎えたからだ。
今年からは、10年1冊にしようと
考えたが、やはり、5年も必要と考え、
購入することにした。
碧音が日記を書き始めたのは10歳の頃。
初めは、普通のノートに親や友人、
先生への不平不満をひたすら書いていた。
今で言うデスノートのような存在だ。
ただ、不平不満だけで死に方までは
書いていなかったが、今では書いて
おけばよかったと思っている。
(冗談だけど、半分、本気)
ただ、普通のノートではなく、
かわいいキャラクターものの
日記帳を書くようになって、
業務日誌に内容が変わっていった。
ブラックな感情を書くのに、この
可愛い日記帳はもったいないと
考えるようになったのだ。
つまり、日記の中でも日記帳の
キャラクターにふさわしい言葉を
書く【優等生】の自分が出てしまい、
業務日誌へと変化していったのだ。
当然、そこに碧音の本音はなく、ただ、
建て前の言葉だけが並んでいる。
そのことに気付いたのは、2年前の話。
連用日記の前年の日記を読んで…
これって本音じゃないよね?
ただの業務日誌じゃん!!(汗)
正直、何年も書いていたのに全く
気付かなかった自分にドン引き。
それから、ブラックな感情も
書いていった。
連用日記は未来の自分への手紙だ
と考えていた碧音は、綺麗な
言葉しかなかった。
今の碧音にとって、そんな建前で
しかない言葉なんて必要ない。
そんなもの
クソ喰らえだ!!
そう考えて、ムカついたときは、
ムカついた、イラついたら、
誰に、どうイラついたか、その理由
などなど、かなり、ブラックな内容が
増えていった。
これをリアルの人間関係でやれば、
大事になるし、面倒なことになる。
だが、日記は何も言い返さないし、
何も言わない。
ただ、文字にして自分の気持ちを
可視化してるだけである。
別に、誰かに見せない限り、
傷つけることもない。
そして、次の年になると、前年の
ブラックな感情が、どう考えが
変化して、自分がどう成長したか、
一目瞭然になっていった。
その日記を読むことで、自分の
大事にしたいこと、自分の価値観が
分かるようになっていった。
本当の自分を見つけるのに必要だと
考え、今年も続けることにした。