気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

研究レポート(押尾コータロー)

2006年05月14日 | ギター
アコースティック・ギタリストの押尾コータロー。
最初に聴いた時、色々な音が聞こえてきて、「どうやって弾いているの?」って不思議だった。

その後、楽譜やDVDが発売されて、その奏法が明かされた。
当然だが、一式買いそろえた。

変則チューニングはいいとしても、実際にやってみると、過酷な奏法。
決して難しいものではないが、指や爪の負担がすごい。

アコギで弾くと、爪があっという間にすり減ってしまう。
押尾コータローのように爪をガチガチに固めてしまうと、社会生活で物議を醸し出すだろうし、ピアノやクラシックギターを弾くことが、困難になってしまう。

また、あのパーカッシブな音は、生では無理。
マイクシステムなしに表現することはできない。

でも弾いてみたい。

1stアルバムの「Breeze」を弾いてみる。
ギターのボディーを叩く「タッピング」や、人差し指と中指を弦にぶつけるパーカッシブな部分をはずすと、すごくしょぼい・・・

思いきって、違う音で埋めても物足らない。

フラメンコのような親指でボディーを叩くのも試してみたが、早いテンポでは間に合わないし、曲間で入れるので、音が不均一になってしまう。

手がだめなら足を使うしかない。
色々と試してみた。

左足でなく、右足で足台を使ってギターを構える。
これで左足は自由に床が踏める。
また、右足でも少し音が出せるし、右手の親指叩きと組み合わせると、それなりにパーカッシブな雰囲気がでる。

これならそれっぽくできるかもしれない。

すごく奇妙・・・
いや器用な奏法となるが、挑戦してみる。
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2006年05月14日 | ギター
クラシックギター弾きは、右爪が命。
教則本を見ると、基本は指の先にそって丸く削り、掌から見て1~2ミリほど先が出ていることが望ましいと書いてある。

指先や爪の形にもよるので、削り方には個人差がある。
結構、奥深いものがある。

私の場合は、指先にそってガラス製のヤスリで1ミリほど先が出るように削る。
そして目をつぶした金属製のヤスリで手の甲から見て左側の1ミリを直線気味に削り落とす。
金属製のヤスリで全体を整えたあと、仕上げに目の細かい紙ヤスリでと皮で磨く。
もっと細かい人もいるが、標準的な方だと思う。

伴奏で和音やアルペジオ、専門用語でいうとアルアイレが延々と続く場合は、長めの方が弾きやすい。
また、手入れを怠ると伸びてしまうため、週末ギター弾きでアンサンブル中心の初級者は長い人が多い。

長めになると、アポヤンド奏法、トレモロ奏法など、高度な技術が求められてくると、対応できなくなる。
音色も深みのないひっかけた音になりやすい。

私の知っているプロは、弦にしっかり指をかけて弾くため爪は短めだ。
短すぎると音にコシがなくなるので、コンマ数ミリの微妙な調整が必要となる。
ギター雑誌でプロの手入れが載っているが、昨今のギタリストで自分より長いと思うような手入れをしている人は見たことがない。

女性ならまだしも、男性が爪を磨く・・・
ナルシズムに満ちた行為だと思う。

そして左右対称ではないので、普通の人から見ればちょっと変な指先だ。

普通の生活には、やはり少し長い。
時々ひっかけて、爪の先が欠けることもある。
人に手があたると痛いと思う。

一方、弦を抑える反対の左手は深爪なのだ。
そのせいなのだろうか、爪を痛めそうな場合は左手を使う機会が多い。
例えば、財布から小銭を出すのは左手で、自動販売機に小銭を入れるのも左手だったりする。

気を使っているが、欠けてしまうことがあるし、先が割れたり、最悪は飛んでしまうこともある。

こうなると、かなりヘコむ。

アロンアルファーやギター弾き用のつけ爪もあるが、音に影響が出てしまう。

備えあれば憂いなしなので、作業では右手に軍手をはめるようにしている。
やばそうな時は、紙製の爪ヤスリを持っていくこともある。

ギター弾き、その日常は暗い・・・
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