気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

最初のひとくち

2006年05月21日 | 生活
かみさんはお酒がほとんど飲めない。
ビールでコップに半分も飲んだら、酔っぱらって寝てしまう。

体育会系で元気印、雰囲気からして酒が飲めたら世の中をひっかき回したことは間違いがないだろう。

神様は、ちゃんと世の中の平和を考えてくれてるのだ。

飲むのは私だけで十分だよ。

「ひとくち目のビールはうまい」という。
経済学でも「限界効用」の説明で必ず引用されている事例だ。
経済学というやくざな科目を履修するような輩は酒好きだろうから、この説は間違いのない事実なんだろう。

文学部出身のかみさん、この説を缶ビールを空けて最初に飲むひとくちがうまいと思っていたそうだ。
だから結婚して最初の頃、「私は少ししか飲めないから・・・」と、缶を開けたら私が飲む前に「最初のひとくち」を飲んでいた。

単に「一番おいしいとこ取り」をしようとしていたことを知ったのは、かなり後になってからだ。

ちゃんと説明した。
その「個人」にとって最初のひとくちだと。

しかし、私の晩酌の缶ビールなり、缶チューハイのプルトップを空けた最初のひと口は、未だにかみさんが飲み続けている・・・

これは「効用の最大化」ってことなのか。

私が譲って減る満足よりも、かみさんが譲られて得る満足の方が大きい。
うーん、私が減ることの方が多いような気がするが、それでうまく回ってるのならよしとしなければいけない。

現状が「パレート最適」なのかもしれない。
コメント
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