気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

趣味のブランド化(その2)

2009年09月24日 | 生活
昨日は、ジャイアンツ優勝の喜びに包まれ、ビール&ハイボールで酔っぱらって、幸せな気分で寝ました。
連休ボケもあって、今日のテンションは低かったです。

明日、最後の夏休み(まだ消化していない・・・)を取る予定でしたが、仕事がずれ込んでしまったため、やりくりして月曜日に変更。
9月末までに消化しないと召し上げになってしまうのです。

明日を乗り切れば三連休、駄目になるかもです。

さてさて、考察中の趣味のブランド化。
商業資本と結びついたり、マスコミと結びついたカリスマがあらわれると一気にブランド化(差別化)が進む傾向があります。

カメラが典型ですよね。
デジタル技術の進展で、ハードの価格が下がり、現像・印刷が自宅のパソコンで可能になるなど、誰でも手軽にということで、フィルムカメラを押しのけて一気に普及していきました。
各メーカーが開発競争にしのぎを削っていましたが、買い替え需用を誘発するだけのモデルチェンジが困難になり、需用が低迷。
各社がコンパクトから付加価値の高い一眼レフにシフトしましたが、その一眼レフも同様の状況となり、マーケット市場がコンパクトに比べて狭いことから、各社は新しいターゲットの掘り起こし戦略を始めました。

まずは、コストパフォーマンスの高いエントリーモデルを設定し、イメージキャラクターに好感度の高い芸能人を用いて、購入者のブランドイメージを高める戦略に出ました。
木村拓哉、小栗旬、宮崎あおいなどが起用され、性能を売りにするのではなく、ライフタイルを提案するタイプのCMとしています。

また、メーカーと出版社がタイアップして女性向けのカメラ雑誌の出版を始めて、それに追随するようにマニアックな内容の専門書が分かりやすいものに一新されます。
また、風景、人物(子供)、花が中心だった撮影入門書が、料理、店舗、商品、鉄道など、様々な被写体に対応する入門書に衣替えするなど、カメラの趣味そのもののブランド化が推し進められていきます。

それに呼応する形で、バックなどのアクセサリー製造各社もデザインを重視した商品開発が始まり、現像メーカーはフォトブックなどのデジタルならではの付加価値の高い商品を開発します。
また、ブログの写真容量のアップなどが行われ、写真俳句なるジャンルも登場するなど、ブランド化を通り越して、カルチャー化の様相を呈しています。

技術開発とマーケティングのノウハウが注ぎ込まれた結果だとも思いますが、すごく興味深い事例だと思います。
カメラ・オタクのブランド化と思える節もありますので、この流れがカメラ・オタクをどのようにブランド化させたのか、さらに考察してみようと思います。

いったいどこへ進んでいくのだろう、この考察(笑)
コメント
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