目的の赤道儀作成のため、3Dデザインの練習を兼ねて3Dプリンタ自体の強化を行ってみました。
3Dプリンタ、特にABSという材料を利用する場合には印刷する際の温度を高めに安定させることが重要みたいなのですが、購入したSermoon D1というプリンタは上部が開いていているので温度が逃げてしまうし、外の空気の流れ・外気温の影響をもろにうけるという欠点があります。
たまたまツイッタを見ていたらダンボールで蓋を作って安定させたという記事を見つけたのでこれを応用して、アクリル板を使って密封型に改造しようと思い立ちました。
アクリル板の加工をネットで調べると、下部の開いているケース上に加工してくれる業者もあり値段もアクリル板をバラで買うのと変わらなかったのでそれを利用して作ることに。
この際、3Dプリンタでヒンジを作って取り付けてみようと考えて、作成してみました。
こんな感じです。ヒンジの部分は一体で作成。こういうことができるのが面白いですね。
内部の温度が重要なので温度計も設置。
さらにフィラメントの引き込み部も温度が逃げないように工夫し、チューブでフィラメント乾燥機(フィラメントは湿気を吸うと造形が酷く悪くなる)に直結するようにしました。
結果、ABSで印刷中は45~48度で安定するようになっています。冬になるともう少し下がるかな。
だいぶ、思ったようにデザイン・印刷ができるようになってきたのでいよいよ赤道儀の制作です^^。