天体写真メモ

天体写真を撮る上でわかったこと、気がついたことをメモしていけたらいいかな?

3Dプリンタ、その後

2021-10-26 20:33:11 | 3Dプリンタ

目的の赤道儀作成のため、3Dデザインの練習を兼ねて3Dプリンタ自体の強化を行ってみました。

3Dプリンタ、特にABSという材料を利用する場合には印刷する際の温度を高めに安定させることが重要みたいなのですが、購入したSermoon D1というプリンタは上部が開いていているので温度が逃げてしまうし、外の空気の流れ・外気温の影響をもろにうけるという欠点があります。

たまたまツイッタを見ていたらダンボールで蓋を作って安定させたという記事を見つけたのでこれを応用して、アクリル板を使って密封型に改造しようと思い立ちました。

アクリル板の加工をネットで調べると、下部の開いているケース上に加工してくれる業者もあり値段もアクリル板をバラで買うのと変わらなかったのでそれを利用して作ることに。

この際、3Dプリンタでヒンジを作って取り付けてみようと考えて、作成してみました。

こんな感じです。ヒンジの部分は一体で作成。こういうことができるのが面白いですね。

内部の温度が重要なので温度計も設置。

さらにフィラメントの引き込み部も温度が逃げないように工夫し、チューブでフィラメント乾燥機(フィラメントは湿気を吸うと造形が酷く悪くなる)に直結するようにしました。

結果、ABSで印刷中は45~48度で安定するようになっています。冬になるともう少し下がるかな。

だいぶ、思ったようにデザイン・印刷ができるようになってきたのでいよいよ赤道儀の制作です^^。


ポータブル電源追加

2021-10-16 23:02:21 | ポータブル電源

AZ-GTi や自作赤道儀V1で、ポータブル電源を利用しているが、これがすこぶる使い勝手が良い。
どちらもRaspberry piでコントロールしていて、Wifi で画面のみ車内のノートPCに飛ばすため、ポータブル電源があると車と赤道儀の間は一切コードが要らないからだ。Wifiでの接続には不安を感じるのだがこの接続ではあくまで画面を飛ばしているだけなので仮に途切れることがあってもガイドや写真撮影には影響はないのも良い。

それならば、もう一方のSE2もステラショットでの制御はやめてRaspberry Piにして同様の接続にし、やはりポータブル電源での電源供給に変更すればさらによさそうだ・・・ということで取り敢えずポータブル電源をもう1つ購入することにした。

どうせならということで、今回は流行りの「リン酸鉄リチウムイオン」のポータブル電源でPDにフル対応で2ポートついたものを購入(災害時の準備もかねて100Wの太陽光パネルも^^;)。

一度、使ってみたが使い勝手は上々。充電も早く、非常に良くできている。

ただ分かってはいたが、やはり「リン酸鉄リチウムイオン」は重い。その他の性能や安全面は抜群で、それなりに満足してはいるが、倍近い重さを考えると「こっちが絶対お勧めだね~」とは言えないなぁ。

リン酸鉄リチウム電池(LiFePO4) 537.6Wh/168,000mAh 500W PDx2


3Dプリンタ苦労話

2021-10-16 21:46:59 | 3Dプリンタ

3Dプリンタをポチると、すぐにモデリングソフトを物色。
思った形をデザインすること、サイズを測ってそれに逢う大きさにデザインすること。そういうのができるようにならないとね。

取り敢えず、Fusion 360というソフトを取ってきて弄り始めたけど、う~ん、これは難しい。
3Dプリンタ一筋縄ではいかないぞ・・・・などと、考えて使い方を調べ調べ、頭に浮かんだ形をデザインに落としてみながら到着を待つ。

で、一週間後、3Dプリンタ到着で早速実践開始~。 

いやさ、3Dプリンタを使ってる人は笑ってると思うんだけど、実は大変なのはそこではなかったんだよね。 糸を引いたり、表面にぼつぼつとダマが出来たり、綺麗に出来たと思って弄ってると、ポキッと折れちゃったり(つまり弱かったり)。斜めの傾斜が汚かったり、床から途中で剥がれてしまったり、そもそも定着しなかったり。途中で割れたり、反ってしまったり。そういうのを、ヘッドの温度、床の温度、印刷速度など、無数のパラメータで調整しないといけない。材料によっても傾向が違うからとんでもなく大変。

ということで、取り敢えずいろいろ作ってノウハウをためるということであれこれ作成。


最初に作った造形物。サポート材(宙に浮いた部分を支える仮材で印刷後取り除く)より、本体の方が薄くサポート材を取ろうとすると本体が割れる。そもそもサポート材が多すぎてわけわからない。

 

サポート材が必要のない形状に変更。糸引きすごくダマとかが沢山ついている。ここまでは付いてきたPLA。

印刷の練習用にライブラリに登録されていたスマホホルダのデータを持ってきた。PETGで印刷。綺麗にできた。

同じく、鎖のデータ。一体として造形できるというのを実際に試したかったから。

電子ファインダーとして使えないかと前に買ってあったソニーのIMX290 cmosを使ったweb cam を取り付ける台座を作ってみた。

コーヒー用タンブラー(取っ手付き)置き場。

一度倒してノートPCのキーボードを駄目にしてたので。

その他、いろいろ。PETGは使っていると水分を吸収してどんどん造形が悪くなることを実感。 

以上


3Dプリンタを買った

2021-10-14 21:35:23 | 3Dプリンタ

3Dプリンタを買った。

理由は赤道儀をもっとカッコよくしたい・・・からである。
他にも、アルディーノやラズパイのケースの自作等。

いや、単純に面白そうで、欲しかったから・・・というのが本音だ。

まぁ、自作赤道儀(以後V1赤道儀と呼ぶ)は非常に調子がいい。

AZ-GTiよりは重いが、それでもかなりコンパクトで何よりずっと安定している。ガイドの精度はAZ-GTiよりいいし、速度の調整等でもっとよくできる可能性もある。

ただ、いまいちかっこ悪い。またケースの取り付けが安定していないし、不要なところに重いものが付いてるのも気になる。

そんなこんなで、3Dプリンタを物色していたところ、Creality 3D Sermoon D1 というプリンタを発見。カッコいいし、組み立てた状態で届くし、綺麗に印刷できる(素人だから「綺麗に」がどの程度指すか分かってなかったが)らしい。でも、もっとも惹かれたのはレポートしてる方たちが口をそろえて「とても静か」と言っていること。

マンションに住む身としては近所の配慮は欠かせないわけで、1つ印刷するのに10時間以上(実際はもっと凄かったが・・)かかるのに夜間印刷できないというのは厳しい。

もともと考えていたものより倍以上したが、衝動が強すぎて、その日のうちにポチってた。

じゃーん。 かっこいいと思いませんか?