天体写真メモ

天体写真を撮る上でわかったこと、気がついたことをメモしていけたらいいかな?

実践 星を撮る実験 その2

2019-02-26 20:32:20 | 天体写真

オートガイドの実験ですが、結論から書くと、うまくいきませんでした。

まず、キャリブレーションが4回に3回はエラーになります。

エラーは「オートガイダーからのパルス送信に対して赤道儀が動いていない、または動きが緩慢になっています。」

必ず失敗するのならわかるのですが、たまに成功することがあるのが理解できない。

で、ガイドを開始すると3回に2回はどんどんとズレがひどくなっていって修正されない。でも1回は取り敢えずこんな感じで暴れながらでもずれを修正しながら動いたりもします。

上手に制御されているかはわからないけど・・・とにかく制御できることがあるってことは繋ぎ方の問題じゃないよなぁ・・・

車の中で試行錯誤してるわけだし、導入などはうまくいくのだからコネクタやコードの問題でもなさそうだし・・・

いろいろ設定の値を弄ってみましたが・・・ 何にせよ再現性がない。

さて・・・困ったぞ・・・ という感じで4時間ぐらい格闘しましたが、結局諦めて帰って来ました。 

一体何が問題なんだろう??

 


実践 星を撮る実験 その1

2019-02-24 21:20:14 | 天体写真

AZ-GTiを使った撮影システムが一応できたので、実際に撮影をしてみました。

月も出ているし近場でどの程度の性能がでるかを実験したという感じです。

今回は200mm望遠を試しました。

 

接続はこんな感じで特に問題なく繋がりました。パソコンではまずSynScan Pro App を立ち上げて、設定の接続でComポートを指定して接続ボタン。赤道儀モードを指定して繋ぎます。追尾モードを恒星x1にすることをお忘れなく。

その後は、ステラショットを立ち上げて、順に赤道儀、カメラ、ガイドカメラ、GPSとも接続していきます。赤道儀はASCOM-ASCOMを選んで接続ボタンを押し、出てきた窓で更にSynScan Mobile Telescopeを選びます。カメラ、ガイドカメラの焦点距離を設定することを忘れずに。

ステラショットを管理者モードで立ち上げて置くと、GPSの接続後にシステムの時計をGPSに合わせられます。その後カメラの時計をシステムにあわせて準備OK。

この後は、まずステラショットにシリウスを導入しました。カメラは変な方向を向いてしまいましたがクランプを緩めてシリウスの方に向けた後、撮影で適当な設定で写真を撮り、導入補正をかけると一発で成功。

これでOKと思いましたが、その後リゲルを導入しようとすると地平線以下でできないとエラーメッセージ・・・ いろいろ調べると何故かSynScan Proの設定で緯度がSになっていました;;これをNになおして解決(他はまぁまぁ合っていた。これも一応GPSが出している値になおしました)。

これでステラショットの自動導入、導入補正が利用できるようになりました。

さて、次はオートガイドです。


レボルビング装置

2019-02-21 23:11:52 | 天体写真

軽量で持ち運びができる赤道儀が手に入ると、広角で写真を撮りたくなります。

ただ、望遠レンズと違い直接カメラを固定する方式では、カメラを回転させられないため構図が決めにくいですね。

そこで、レボルビング装置・・・

でも、これ、D5300でこれ使えるんだろうか??

そこで、ネットをいろいろ見ているとこんなページをを発見・・・

で、早速、作成!!!

いや、私じゃなくて・・・ 兄が作りました^^;

兄は私と違って、昔からとても器用で作業も丁寧^^

「こんなの作れない??」といって材料を渡してから一週間で作成しちゃう凄さ。

とても便利です。

 


AZ-GTi の接続関係

2019-02-19 21:36:55 | 天体写真

現在のAZ-GTiの接続はは以下のようになります。

ステラショットにGPSユニットの接続があったので、もしかして?? と思い、大昔PCでナビにして遊ぶために買ったGPSロガーを繋げてみたら見事に繋がったのでこれも加えています。

 

PCがもう10年も前のものなので心配な面はあるのですが一応動いているようです。その他三脚は兄が持っていたSLIK PRO 340BHを使い、極軸望遠鏡もなんとなく自作したものを最初に取り付けて合わすようにしています。

最初は不安定だったアプリやファームウェアもようやく安定してようです(ファームウェアは相変わらずテストバージョンではありますが)。

これでようやく超軽量な2軸で自動導入、オートガイドもできるポタ赤が手に入りました。

旅行や、車以外での撮影遠征で役にたってくれそうです。

 


AZ-GTiを有線でPCと繋ぐ

2019-02-17 14:00:14 | 天体写真

AZ-GTiがステラショットから利用できるようになりました。また、ASCOMをサポートしているソフトであれば同じやり方で接続可能なはずです。

これで一件落着なのですが、個人的にはWifiを利用するのは今ひとつ心配です。

遅延は起きないだろうか?等の心配はあるし、そもそも接続が切れるときがたまにあったりします(スマホで接続のときに経験しましたので、PCでは安定しているかも知れません)。

どうにかAZ-GTiとPCを有線で接続したい・・・と考えたところで思いついたのは SynScanアプリではなく、Syncanコントローラをコントローラポートに接続し、そこからさらにシリアルを介してUSB接続する、という方法です。

もともとSE2赤道儀を利用していたのでSynScan V3コントローラは手元にあります。このハードウエアのファームをアップデートしてAZ-GTiとの間の接続ケーブルを購入すれば使えるはず・・・ 

と、ここまで考えたところでさらにこんなページを発見しました! EQ5赤道儀のSynScanコントローラのポートからPC(USB)に繋なげられるなら、AZ-GTiのコントローラポートでも同じような方法で直接PCに接続できるのではないか??

ということで(ハショリますが^^)、色んなサイトを見て試行錯誤の結果、こんな感じで、AZ-GTiのコントローラとPC(USB)を繋ぐケーブルを作成しました。

ついでにSE2とPC(USB)の接続用のものも載せときます。

USB/シリアル側のハードおよびドライバ類はもとのページと同じものです。

結果ですが、EQMOD/EQASCOMを介しASCOMtとしてPCに接続する方法、そして、なんとSynScan Pro APPのWindowsの接続設定でシリアルポート接続を指定してASCOMtとしてPCに接続する方法の2つの方法で、ステラショットへの接続、動作確認をすることができました。

作成したケーブルでUSBに変換しているので、ガイド鏡の出力、カメラの出力をUSBハブを介して、USBコード一本でPCに接続して、オートガイドすることができます。

接続は

AZ-GTi  ⇔ (作成ケーブル) ⇔ PC [ (SynScan Pro App) ⇔ (ASCOM Driver for SynScan) ⇔ (ASCOM)  ⇔ ステラショット

もしくは、

AZ-GTi  ⇔ (作成ケーブル) ⇔  PC [ (EQZASCOM)  ⇔ (ASCOM)  ⇔ ステラショット

 これで完璧?? ちなみに SE2も同じ方法でダイレクトにPCに接続することができました。SynScan V3のハードは氷点下10度とかになると動作がおかしくなるのでこちらも重宝するかもしれません。

さて、ちなみに移動時には以下のように小型のスーツケースを利用する予定です。