前回「dual Stage サイクロ減速機」について書いてみたが、これを兄に見せたところ、「取り敢えず作ってみたら? ただしちょっとでかいから小さくして」と言われたので、作ってみることに。
折角だからうまくいったら赤道儀に持っていけることも考えて設計開始。小さくするということで、
A: 外歯 25、内歯24
B:外歯26、内歯25
で作成し、減速比は 1:625 にしてみた。
ちなみにギアについては、参考にした Hypocycloid Gear Reduction にpythonスクリプトのリンク(python2でないと動きません)があったのでそれを使って出力しfusion360に取り込んだ。
こんな感じ。案外シンプルに作れそうかな?
早速印刷してみたのが、これ。
一応、思ったように動作するけれど、少しガタがある(つまりバックラッシュというやつ?)。内歯を0.996倍にして(0.2ミリ程度小さく)作ったのだけど、余計だったのかも(KENさん(雨男時々嵐を呼ぶ男のBLOG)のページにもそれらしきことが書かれている?)。
また、回転には多少抵抗がある。最終的にはコンパウンドで磨いてグリスを塗ったらマシになるかと考えているが、どこかが擦れている可能性もあるかな。外歯をすべて3Dプリンタで作ってしまったのに無理があったのかもしれない。
もう一つ、気になるのは回転ムラ。モータの動作に対し、最終的に望遠鏡なりカメラなりがムラなく動いてくれるだろうか?
ただし、小型軽量二軸赤道儀、広角からせいぜい300mmぐらいまでの倍率で、オートガイドでの運用(ノータッチガイドは想定していない)のつもりなので、案外多少の回転ムラは問題にならないかもしれない。AZ-GTiもそんなにしっかり動作してる様に思えないし。
ちなみに、材質はKENさんから教えてもらってからPETGを使っていて非常に安定して印刷が出来ているが、ベッドに張り付いた部分が少し広がるので、その部分については電動リーマーで削っている。
さて、ガタをとるために0.998 で印刷してみるか、それとも1で印刷してみるか??
なんかとってもワクワクしてきた^^。