別れの朝

5時頃トイレに起きる。雨上がりだがもう空は明るい。

ちびはまは玄関近くで寝ていた。夜のうちに

段ボールを出したかったが雨で水分含んで重くなったり

溶けたりするのはまずいので玄関に置いといた。

触ったがいつものように、あぁぁあ～と反応して生存確認をした。

7時半過ぎ起きるとさっきより平べったくなっている。

触っても唸らない。何より体がだらんとしない。

もう硬直が始まっている。

突然の別れだった。思えば2回聞いたことないうめき声みたいなのが

聞こえたが気にしなかった。もしかしたら断末魔だったのかもしれない。

もう虫が這っていたので拭くより洗い流すことにした。

濡れていると指摘があったが、そういうわけであって

ただドライヤーが無いので拭いただけである。

火葬業者を手配して一先ず出勤。朝飯は食べられる時間は無かった。

ドライアイスも用意して15時半頃業者が着いた。

軽のバンで火葬炉が積んである。

近隣に停めて1時間ほどで火葬してくれる。

骨壺に入れてくれて仏壇へ。

もっと亡骸を置いておきたかったが、

腐敗していく姿は見たくないのでその日のうちに火葬した。