真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

警察小説かつ私立探偵小説~そうか、療養休職中の刑事という手があったか 『廃墟に乞う』佐々木 譲

2009-11-09 | 読書-エッセイ/小説etc
『廃墟に乞う』
佐々木 譲【著】
文藝春秋 (2009/07/15 出版)

< 著者インタビュー >
警察小説と「プライベート・アイ」

例によってテンポの良い会話。
実際にはこんなしゃれたやり取りが交わされるとは思えないが、おハナシの世界なので、それを楽しむのが正しい読者。

その名前は道警職員なら記憶にあり、先輩後輩なども道内各地にいて、情報提供などしてくれる。
道内各地の事件を、関係者の依頼を受けて解決・・・まではしないでおいて、地元捜査官に助言などして去ってゆく・・・。
手柄は担当者に、というスタンス。

かっこよすぎ?
ま、いいからいいから。

そうそう。休職中なもんで、警察手帳は持てないが、名刺は必要に応じて出す。
「公務じゃないんだけど」と必要に応じて言うが、「警察の人?」と聞かれればそうだと答えて嘘にはならない・・・。

日本で私立探偵の出てくる小説等もあるようなんだが、しっくりくるのかな。ワシが知らないだけか。ま、いいや。
「現役の刑事だが公務中の出来事を原因とする心の病気で休職中」という設定は最高の思いつきかも。

private detectiveのことをprivate eyeとも呼ぶ


著者近況はね、一応ここだな: 佐々木譲の備忘録
番頭だって?どなただろか…。

著者の昔の「北海道ウエスタン」を思い出したぞ。
ほぼ日刊時代小説 佐々木譲さんと北海道ウエスタン
帰らざる荒野

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