第1章 イギリス貴族の源流と伝統
(貴族の誕生;イングランド貴族の起源 ほか)
第2章 歴史の担い手としてのイギリス貴族
(議会政治の支配者として;外交と帝国の中枢として ほか)
第3章 栄枯盛衰のイギリス貴族史
(デヴォンシャ公爵家;ソールズベリ候爵家;グレイ伯爵家;アスター子爵家;バイロン男爵家)
第4章 現代に息づくイギリス貴族の影響
(貴族たちのたそがれ―農業不況と相続税;第一次世界大戦の余波―貴族政治から大衆民主政治へ ほか)
第5章 二〇世紀のイギリス貴族たち
(ヒューム・オブ・ハーセル(一代)男爵;オルトリンガム男爵家;マウントバッテン女性伯爵)
君塚直隆の新連載「教養としてのイギリス貴族入門」がスタート - British Culture in Japan
これの副産物みたいな?
貴族とは何か―ノブレス・オブリージュの光と影― 君塚直隆 2023/01 - 真似屋南面堂はね~述而不作
さらに興味を持った向きは、巻末の主要参考文献にあたるとか、各方面から調べを深めたい。
当方、「ダウントン・アビー」に惹かれて、入手可能なところはひととおり読んだもんな。
なかでも、アスター子爵家使用人の回顧本は魅力たっぷりで愉快千万。
『おだまり、ローズ―子爵夫人付きメイドの回想』 (ロジーナ・ハリソン著 新井雅代訳 2014年) - 真似屋南面堂はね~述而不作
開高健の 大いなる旅路 スコットランド紀行
さて、気付いてしまったので一応重箱の隅:
p190 コラムⅤ 貴族を描いた映画
「エジプトでツタンカーメン王の陵墓を発見したカーター博士のスポンサーとなっていたのが第五代伯爵である。」(3/20初刷)
ご存じ「ダウントン・アビー」に使われているカーナヴォン伯爵家のハイクレア城なんだけどね。
第五代伯爵を巧みに説得して資金援助を引き出したハワード・カーターは、発掘現場でたたき上げた人で、スケッチの才能など傑出していた。
じつは、博士どころか、大学にも行っていないので、学士ですらなかった。
ひらめきとしつこさと説得力・・・(山師と紙一重ではあり)で、世紀の発見に、という感じかな。
Carter, Howard
he was given the honorary degree of Doctor of Science from Yale University, the only academic degree he ever received and one of which he was very proud.
名誉博士号を授与されたが、それを以て博士と称していたわけではないと思うな。
博士と呼んでいた人もいたのかな?
「ドレーク大佐」みたいなもんか?
【歴史に学ぶエネルギー】3.アメリカで石油が発見された! - 連載コラム/CEL【大阪ガスネットワーク株式会社 エネルギー・文化研究所】