真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

戸塚教授のPCに残っていた未公開原稿を含めた「最終講義」ですって

2008-12-30 | 読書-2008
『戸塚教授の「科学入門」』E=mc2は美しい!
著者: 戸塚洋二
発行年月日:2008/10/30

戸塚博士のブログ:
http://fewmonths.exblog.jp/
“落ちこぼれ研究者の年金生活 by FewMoreMonths”
ということでした。
ブログのタイトル自体、壮絶。

東大の立花隆ゼミの学生たちの戸塚先生へのインタビュー「見聞伝」

気に入った部分こちら(John N. Bahcall博士の米議会証言から):
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の本当の研究目的
I believe that the most important discoveries will provide answers to
questions that we do not yet know how to ask and will concern objects that
we can not yet imagine.
Space Telescope: Testimony before U.S. Congress
John N. Bahcall

拳拳服膺したいお言葉です。戸塚博士の事跡については多く語られてきたところなので、ここでは(南面堂が知らなかった)バーコール博士について。
3年ほど先着して同業者の議論相手を待たれていたので、今ごろはにぎやかに議論を…、などというと非科学的とのそしりを?

あのさ、ところでさ、「ジョーン・バコール博士」とあるが、女性かと思ったら男性。じつはJohn_N._Bahcall。これはジョン・バーコール博士と書くのが普通ではないか。苗字の方はバーと伸ばさないように聞こえるかも知らんが、Johnはジョーンにはならんだろ。えーっと、と名前を思い出しながら語ると、ちょっと伸びる場合はあるかも知らんが。
この項、戸塚博士の2005年9月のKEKでの講演を起こしたようだが、チェックしないでそのまま本に?「だってそう聞こえたんだもん」では、最後の弟子としてどうなんだろうか...

それはさておき、 http://en.wikipedia.org/wiki/John_N._Bahcall
なお、日本語版に飛ぶと、「アメリカ物理学会の会長を務めた。」との記載があるが、副会長であって「次期会長」の状態で亡くなったというのが正解ではないかな?
(wikiをそのまま真に受けないように)
aps/pressreleases/AUGUST 18, 2005bahcall
apsnews/200510/APS Mourns Loss of President-Elect John Bahcall

はまぎんこども宇宙科学館サイト:Hubble Space Telescope Story
パート1:衛星軌道までの長い道(4)
4.陳情大作戦 ←HST実現のための予算獲得にバーコール博士らが大奮闘!
気合の入った学芸員さんが居られるんだろうな。
(それはいいけど、はまぎんこども宇宙科学館は横浜こども科学館の愛称、って分かりにくいな)

Institute for Advanced Study, School of Natural Sciencesのサイト
John Bahcall博士
Gallery of Solar Neutrino Researchersに戸塚博士も登場

ここで戸塚博士に戻る:
戸塚教授の逝去直後にyoutubeにUPされた
youtube/Remembering Yoji Totsuka
2007年ベンジャミンフランクリンメダルをArthur McDonald 博士と共同受賞された際の紹介動画?

2007年3月KEK:
kek//2007/戸塚前機構長がベンジャミンフランクリンメダルを受賞

フランクリン協会(The Franklin Institute)
Franklin Laureate Database
Yoji Totsuka, Ph.D.

本の内容についてゆけなかったもので、周辺のお話で追悼しております…

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