先週末、
『ナイト ミュージアム』(原題: Night at the Museum)は、2006年のアメリカ映画
と、こいつをテレビでやってたもんで、途中から見てしまったわけ。
日本版公式サイト
外国映画の邦題に文句があることは過去にも記したことがある気がするが、本件なども"at the"をぽんと無視して無茶なことである。
とはいえ、昨今のノリでは、「夜の博物館で」や「博物館の夜」などというわけにはいかないのであろう。
思いつきだが、往年の外国名画の有名な邦題の作品を、原題と「イマ風のカタカナに置き換えただけに近いお手軽邦題」とを並べた企画、誰かもうやっているかな。
例:
①公開時邦題:風と共に去りぬ
②原題:Gone With the Wind
③イマ風(のカタカナ置き換え邦題にするならば):ゴンウィズウィンド
…冠詞等は抜くようなのでね(笑)
閑話休題:
(TV放映の)映画、途中から見たのだが、意外と面白かった。
ばかばかしい話なのだが、「夜中にコビトが出てきてね・・」という類の発想が嫌いでないので、「夜になると博物館の展示物が・・」という着想はこれに通じるものがあるわけ。
Night at the Museum (2006)
それに、(前世紀に2回しか行ったことがないが)大好きなアメリカ自然史博物館が舞台だということで、劇場公開時に見に行こうとは思わなかったものの、ちょっと気になる存在ではあったわけね。
【映画の中で気になった展示物】
1)ガラス越しのジオラマのインデアンの少女
サカガウィア、あるいはサカカウェア、サカジャウィーア、サカジャウェア(Sacagawea、あるいはSakakawea、Sacajawea、1788年? - 1812年12月20日、あるいは1884年)
ルイス・クラーク探検隊とサカガウェア
ナショナルジオグラフィック日本版で見たことがあるような気がするのだが、同日本版サイトはアーカイブとしての機能がないので、英語版サイトに依存せざるを得ず。
National Geographic:Searching for Sacagawea
2)サカガウィア、あるいはサカカウェア、サカジャウィーア、サカジャウェアをチラ見しつつずっと気になっていたと告白する、セオドア・ルーズベルトの乗馬姿
セオドア・ルーズベルト(Theodore D.Roosevelt, 1858年10月27日 - 1919年1月6日)は、アメリカ合衆国の第25代副大統領および第26代大統領。
実際に生きていた時代はT.ルーズベルトの方が100年ほど若いのだが、展示物になってしまえばそれは別の話ということで・・・。
で、ルーズベルトの若い頃の経歴をまるで知らなかったことに気付く。
「日露戦争の収拾に乗り出したアメリカ大統領」としか認識していなかったのがばれてしまった。
なぜ騎兵隊のいでたちでサーベルを抜いて勇ましい姿なの?
- クリック20世紀 - セオドア・ルーズベルト
ルーズベルトは米西戦争の間に「ラフ・ライダース」連隊の指揮官として全国的に名が知れ渡った
そういう活躍があって、国民的人気ゆえにテディなどと愛称で呼ばれたりしたのか。
映画中のルーズベルト像は、「ラフ・ライダース」隊長の雄姿であったのか。
【ところで、AMNHにそんな像あったっけ?という素朴な疑問】
博物館もその辺は抜かりなく、説明ページをご用意。
American Museum of Natural History
If You Liked the Movie Night at the Museum, You'll Love the Real Thing
残念ながら、以下は映画の中だけに登場した「展示物」であって、現実世界の当館にはございません、ということで。
What You Will NOT Find at the American Museum of Natural History
セオドア・ルーズベルトは、館の創立者の一人でもあり、メモリアルホールという展示室もあるくらいで、事跡を紹介しているのだが、ラフ・ライダース隊長姿の像はございません、と(笑)。
なんだ。
映画の中でどたばた活躍するキャラクターの殆どは、実際の自然史博物館にはないものじゃないか。
でもね、いいのいいの。
許す許す。
【寄付文化】
当店の支店(ツイッターのことね)のユーザー名の由来に縁の深い34トン(31と記載の資料も散見されるが、所有機関の記述を優先する)の鉄隕石は、さすがに夜になっても動き出したりはしていないようだ(笑)。
Arthur Ross Hall of Meteorites / American Museum of Natural History
当該隕石が主人公の絵本もあるらしい。
Call Me Ahnighito [Hardcover]
Pam Conrad (Author) Richard Egielski (Illustrator)
隕石(♀)自身がカタリテなのか・・・。
ところで、同館の隕石展示室命名の由来の故Arthur Ross氏、研究者か何かと思っていたら、事業家で寄付などを積極的になさった方だと知る。
Arthur Ross (philanthropist)
うーむ。現代の日本でphilanthropistと言えるヒト、どのくらいいるのかな。
財団を作って奨学金を、助成金を・・・という類はそれなりにあるようだが。
箱根に美術館…はもう十分ではねえか?
「道楽で収集したコレクションの散逸を防ぐために財団を作る」じゃなくてね。
『ナイト ミュージアム』(原題: Night at the Museum)は、2006年のアメリカ映画
と、こいつをテレビでやってたもんで、途中から見てしまったわけ。
日本版公式サイト
外国映画の邦題に文句があることは過去にも記したことがある気がするが、本件なども"at the"をぽんと無視して無茶なことである。
とはいえ、昨今のノリでは、「夜の博物館で」や「博物館の夜」などというわけにはいかないのであろう。
思いつきだが、往年の外国名画の有名な邦題の作品を、原題と「イマ風のカタカナに置き換えただけに近いお手軽邦題」とを並べた企画、誰かもうやっているかな。
例:
①公開時邦題:風と共に去りぬ
②原題:Gone With the Wind
③イマ風(のカタカナ置き換え邦題にするならば):ゴンウィズウィンド
…冠詞等は抜くようなのでね(笑)
閑話休題:
(TV放映の)映画、途中から見たのだが、意外と面白かった。
ばかばかしい話なのだが、「夜中にコビトが出てきてね・・」という類の発想が嫌いでないので、「夜になると博物館の展示物が・・」という着想はこれに通じるものがあるわけ。
Night at the Museum (2006)
それに、(前世紀に2回しか行ったことがないが)大好きなアメリカ自然史博物館が舞台だということで、劇場公開時に見に行こうとは思わなかったものの、ちょっと気になる存在ではあったわけね。
【映画の中で気になった展示物】
1)ガラス越しのジオラマのインデアンの少女
サカガウィア、あるいはサカカウェア、サカジャウィーア、サカジャウェア(Sacagawea、あるいはSakakawea、Sacajawea、1788年? - 1812年12月20日、あるいは1884年)
ルイス・クラーク探検隊とサカガウェア
ナショナルジオグラフィック日本版で見たことがあるような気がするのだが、同日本版サイトはアーカイブとしての機能がないので、英語版サイトに依存せざるを得ず。
National Geographic:Searching for Sacagawea
2)サカガウィア、あるいはサカカウェア、サカジャウィーア、サカジャウェアをチラ見しつつずっと気になっていたと告白する、セオドア・ルーズベルトの乗馬姿
セオドア・ルーズベルト(Theodore D.Roosevelt, 1858年10月27日 - 1919年1月6日)は、アメリカ合衆国の第25代副大統領および第26代大統領。
実際に生きていた時代はT.ルーズベルトの方が100年ほど若いのだが、展示物になってしまえばそれは別の話ということで・・・。
で、ルーズベルトの若い頃の経歴をまるで知らなかったことに気付く。
「日露戦争の収拾に乗り出したアメリカ大統領」としか認識していなかったのがばれてしまった。
なぜ騎兵隊のいでたちでサーベルを抜いて勇ましい姿なの?
- クリック20世紀 - セオドア・ルーズベルト
ルーズベルトは米西戦争の間に「ラフ・ライダース」連隊の指揮官として全国的に名が知れ渡った
そういう活躍があって、国民的人気ゆえにテディなどと愛称で呼ばれたりしたのか。
映画中のルーズベルト像は、「ラフ・ライダース」隊長の雄姿であったのか。
【ところで、AMNHにそんな像あったっけ?という素朴な疑問】
博物館もその辺は抜かりなく、説明ページをご用意。
American Museum of Natural History
If You Liked the Movie Night at the Museum, You'll Love the Real Thing
残念ながら、以下は映画の中だけに登場した「展示物」であって、現実世界の当館にはございません、ということで。
What You Will NOT Find at the American Museum of Natural History
セオドア・ルーズベルトは、館の創立者の一人でもあり、メモリアルホールという展示室もあるくらいで、事跡を紹介しているのだが、ラフ・ライダース隊長姿の像はございません、と(笑)。
なんだ。
映画の中でどたばた活躍するキャラクターの殆どは、実際の自然史博物館にはないものじゃないか。
でもね、いいのいいの。
許す許す。
【寄付文化】
当店の支店(ツイッターのことね)のユーザー名の由来に縁の深い34トン(31と記載の資料も散見されるが、所有機関の記述を優先する)の鉄隕石は、さすがに夜になっても動き出したりはしていないようだ(笑)。
Arthur Ross Hall of Meteorites / American Museum of Natural History
当該隕石が主人公の絵本もあるらしい。
Call Me Ahnighito [Hardcover]
Pam Conrad (Author) Richard Egielski (Illustrator)
隕石(♀)自身がカタリテなのか・・・。
ところで、同館の隕石展示室命名の由来の故Arthur Ross氏、研究者か何かと思っていたら、事業家で寄付などを積極的になさった方だと知る。
Arthur Ross (philanthropist)
うーむ。現代の日本でphilanthropistと言えるヒト、どのくらいいるのかな。
財団を作って奨学金を、助成金を・・・という類はそれなりにあるようだが。
箱根に美術館…はもう十分ではねえか?
「道楽で収集したコレクションの散逸を防ぐために財団を作る」じゃなくてね。