真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

昭和史14の謎

2008-09-13 | 読書-2008
『昭和史 七つの謎』単行本2000年、2003年文庫化
[1]日本の〈文化大革命〉は、なぜ起きたか?
[2]真珠湾奇襲攻撃で、なぜ上陸作戦を行わなかったか?
[3]戦前、戦時下の日本のスパイ合戦は、どのような内容だったか?
[4]〈東日本社会主義人民共和国〉は、誕生しえたか?
[5]なぜ陸軍の軍人だけが、東京裁判で絞首刑になったか?
[6]占領下の日本で、なぜ反GHQ地下運動がなかったか?
[7]M資金とは何か、それはどのような戦後の闇を継いでいるか?

『昭和史七つの謎 part2』単行本2004年、2005年文庫化
●東條英機に利用されたゾルゲ事件
●明かされる「大本営発表」の歪みと嘘
●「陸軍中野学校」の真の姿をさぐる
●吉田茂が描いた国家像とは?
●昭和天皇に戦争責任はあるか
●「A級戦犯」は戦後なぜ復権したか
●田中角栄は自覚せざる社会主義者か

先にPart2を読んで面白かったもので、あとから先行版を読む。
Part2の方が印象が強いのはなぜ?

その中でも、ゾルゲ事件、「陸軍中野学校」と田中角栄がひときわ印象深かった。
昭和天皇の戦争責任については、色々と議論があるようで、それに首を突っ込む知識もエネルギーもない。
ただ、「ご本人はたいへんな責任を感じておられた」とはいえるのではないか?
正面から議論される話とはやや次元が違うのかもしれないが、最晩年に至るまで一貫して感じられたぞ。

その反省は次の世代には確実にバトンタッチされていると見るぞ。
次の次の世代はどーかな。

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