真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

おっさんがゾウに乗っている本(9/3)から昔々の紀行作家の話になる~ビクトリア朝の兼高かおるさん?

2008-09-04 | 読書-2008
高野氏のお気に入り本紹介のなかで、南面堂既読は:
「シャクルトンに消された男たち」
「日本奥地紀行」
「イトウの恋」
「忘れられた日本人」

バードについては、「ビクトリア朝の兼高かおる」と勝手に名付けさせてもらっていますのよ。おっほほ
若いヒトは知らんか…。

英国公使館のアーネスト・サトウ書記官にお世話になったり(大使館になるのはもっと後年)、日光で「金谷さん」の民宿に泊まり、ホテルを作りたいんだという構想を聞いたり、といったところも愉快。
日光金谷ホテル創業の地
人気スポットのようですね

高野氏ならずとも「イトウはその後どうしたのだろうか」、「イトウはバードのことをどう見ていたのだろうか」と考えるよね。
そこから「イトウの恋」を書いてしまったのがナカキョー(高野氏による命名)ということで。
小説としてはその世界に入りきれなかった南面堂であるが、着想には大拍手!
作家中島京子女史2005年のインタビュー

バード女史が通訳に雇ったずうずうしくてせこいイトウ青年(向学心は旺盛で、日中よく分からなかった言い回しなどを夜確認しに来て、帳面に記録していた)は、後年、通訳ガイド業界の重鎮となった由。
(虫が好かないけれど)彼のおかげで今回の旅が出来た、とバ女史も高く評価。

イトウこと伊藤鶴吉
いとう つるきち
安政4年12月17日~大正2年1月6日(1857~1913)

ここまでされると、恐れ入りましたと言うしかないか。。
「旅エッセイスト白神りゅうや氏バード探しの旅紀行」


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