『あんぽん―孫正義伝』 （佐野 眞一さん 2012年） と、ここまでは良かったのだが…

あんぽん―孫正義伝
佐野　眞一【著】
小学館 （2012/01/15 出版）

[文]佐々木俊尚（ジャーナリスト）　 [掲載]2012年02月12日
大阪都構想を主張する橋下徹大阪市長に対しても、選挙前に一部週刊誌は血筋の問題をさかんに報じ、非難した。内容はまったく異なるが、「自分に理解できる感覚だけで理解しようとする」という１点において週刊誌報道と本書は通底している。
まったくだ。

巨匠は、うさんくさいの大好き。
いかがわしいの大好き。

巨匠の大好きなアダムス・ファミリー。
沖縄県知事選候補者の事務所がそんな感じだったという記述。

今回は、「この激しい愛憎が織りなすアジア的曼荼羅世界の前衛性は、化け物一家を主人公にしたアメリカ映画の「アダムス・ファミリー」など安っぽ過ぎて到底足元にも及ばない。」ということで、孫氏の一族はもっと凄い、と

本作で評価を得たので、一層の刺激を求めて、「一部週刊誌」誌上で大阪方面において渾身の何とやらを展開しようとしたものか。
「あんぽん」と同じノリ（昔そう呼ばれていたが、今では憚られる…）で、ハシシタにしてみた、と。
んで、返り討ちにあった？