真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

スパイ狩人の回顧『スパイと公安警察 ある公安警部の30年』

2009-07-12 | 読書-エッセイ/小説etc
『 スパイと公安警察 ある公安警部の30年 』
著者 泉 修三
定価 1,680円(税込)
発売日 2009/1/7

一般の警察官のなかには、「脳味噌まで筋肉」というヒトばかりではない学級肌、じゃない学究肌の人物もいるのだと分かった(シツレイな!)。
そのような才能を見出して上手に使うのが組織としての腕の見せ所というわけなのだろう。
その結果、精神がぼろぼろになってしまって、「飲んだくれ」が一人放り出されたとしても、国家としては十分元が取れたといえる。

それにしても、昇進などにはさして関心がないかのように装う?著者が、昇進したときの席次をしっかり覚えていて誇っているのは興味深い。

じつは評価にはものすごく拘るように育てられる組織なのだろう。
自分の属する組織をぽーんと突き放して客観的に見ることが出来る人物でも、これだけ拘らせることが出来た、というところが興味深い。

幹部の中の幹部で、成績抜群・・・という幹部を皆で奉るようなしくみは、旧軍と変わっていない?
「有形力の行使」が必要な職務は、仕方がない?

興味深かった書評:「ともあれ、本書は三ツ星だ。ちなみに今回から星をつけることにする。もちろん三ツ星が最高点である。」
という 成毛眞ブログ/20090129

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