台湾の本音 野嶋剛 | 光文社新書 | 光文社
まえがき
第1章 台湾は「国」なのか
第2章 台湾の「歴史」はいつから始まるか
第3章 台湾の人々は「中国」をどう考えているのか
第4章 「台湾アイデンティティ」はなぜ生まれたのか
第5章 台湾は「親日」と言っていいのか
第6章 「台湾有事」は本当に起きるのか
あとがき
2023年12月13日発売ということで、総統選のちょうど一カ月前という、とても微妙なタイミングになった。
諸般の事情があったのでせう。
語り下ろしであるね。
「このように説明してもらうとわかりやすいわ」という感じで、(本文構成の)ライター氏の力量も寄与していそう。
角が1本生えてる?(百万回言われてそう)
https://twitter.com/jiroikkaku
【全国人数】 およそ150人ですって
わかりやすいのはまことにけっこうである。
とはいえ、統計用語などは、それぞれの作られ方などを背負って名称ができているので、合計特殊出生率 - Wikipediaを「特殊出生率」と意味なく端折る(p114)ことには賛成できない。
p177 台湾独立に関する思い違い
日本の一部論者(評論家や、有力だった時期もあった政治家を含む)の論の誤りを指摘しているのは痛快。
「台湾社会の理性を軽く見ているか、あるいは台湾の現状を何も知らないかのどちらか」という。
はっはは。言ってしもうた。
または、大陸の政権に媚びを売っているのかもしれないわね。
“台湾の土を踏まなかった自慢”で知られた政治家なんかもいたわけだし。https://www.dailyshincho.jp/article/2015/11180840/
p179 台湾の人のバランス感覚
習近平の3期目入りで、「手元にイエスマンだけ残すという独裁化がさらに一段進み」(p182)は言えてる!
イエスマンからの連想:
その昔、ニクソンのウォーターゲート事件を取材した記者の活躍を描いた『大統領の陰謀』という本と映画が一世を風靡した(なにしろ、それを見てジャーナリストを志したと称する人士も多数出現したのだよ)が、原題の ”All the President’s Men” は、マザーグースの
All the king’s horses,
And all the king’s men,
Couldn’t put Humpty together again.
から来ていたわけで、
「大統領の側近たちがどう頑張ったところでニクソンを元に戻せない、塀の上で今にも転がり落ちるHumpty Dumptyの姿が思い浮かぶ」ことを狙った命名。モリノコヤギ(違
「世界のニュースから」第13号 ~Mother Gooseの世界 そのに ハンプティ ダンプティ(Humpty Dumpty)~
毛沢東に並ぶ偉大な指導者として歴史に名を残したい(と考えているとしか思えない)Xi氏のお手元に残してもらえたイエスマンたちだけど、いざとなったら蜘蛛の子を散らすように,かもしれないし、マザーグースのように、またニクソン政権のように、”All the President’s Men”たちがどう頑張ったところで元通りに修復はできないという結果になったりするのかも。
徒然日記20240109/🇹🇼【台湾/読書】野嶋剛/「台湾の本音」隣国を基礎から理解する|24hirofumi
「AI作成の読後感」が愉快な
まえがき
第1章 台湾は「国」なのか
第2章 台湾の「歴史」はいつから始まるか
第3章 台湾の人々は「中国」をどう考えているのか
第4章 「台湾アイデンティティ」はなぜ生まれたのか
第5章 台湾は「親日」と言っていいのか
第6章 「台湾有事」は本当に起きるのか
あとがき
2023年12月13日発売ということで、総統選のちょうど一カ月前という、とても微妙なタイミングになった。
諸般の事情があったのでせう。
語り下ろしであるね。
「このように説明してもらうとわかりやすいわ」という感じで、(本文構成の)ライター氏の力量も寄与していそう。
角が1本生えてる?(百万回言われてそう)
https://twitter.com/jiroikkaku
【全国人数】 およそ150人ですって
わかりやすいのはまことにけっこうである。
とはいえ、統計用語などは、それぞれの作られ方などを背負って名称ができているので、合計特殊出生率 - Wikipediaを「特殊出生率」と意味なく端折る(p114)ことには賛成できない。
p177 台湾独立に関する思い違い
日本の一部論者(評論家や、有力だった時期もあった政治家を含む)の論の誤りを指摘しているのは痛快。
「台湾社会の理性を軽く見ているか、あるいは台湾の現状を何も知らないかのどちらか」という。
はっはは。言ってしもうた。
または、大陸の政権に媚びを売っているのかもしれないわね。
“台湾の土を踏まなかった自慢”で知られた政治家なんかもいたわけだし。https://www.dailyshincho.jp/article/2015/11180840/
p179 台湾の人のバランス感覚
習近平の3期目入りで、「手元にイエスマンだけ残すという独裁化がさらに一段進み」(p182)は言えてる!
イエスマンからの連想:
その昔、ニクソンのウォーターゲート事件を取材した記者の活躍を描いた『大統領の陰謀』という本と映画が一世を風靡した(なにしろ、それを見てジャーナリストを志したと称する人士も多数出現したのだよ)が、原題の ”All the President’s Men” は、マザーグースの
All the king’s horses,
And all the king’s men,
Couldn’t put Humpty together again.
から来ていたわけで、
「大統領の側近たちがどう頑張ったところでニクソンを元に戻せない、塀の上で今にも転がり落ちるHumpty Dumptyの姿が思い浮かぶ」ことを狙った命名。モリノコヤギ(違
「世界のニュースから」第13号 ~Mother Gooseの世界 そのに ハンプティ ダンプティ(Humpty Dumpty)~
毛沢東に並ぶ偉大な指導者として歴史に名を残したい(と考えているとしか思えない)Xi氏のお手元に残してもらえたイエスマンたちだけど、いざとなったら蜘蛛の子を散らすように,かもしれないし、マザーグースのように、またニクソン政権のように、”All the President’s Men”たちがどう頑張ったところで元通りに修復はできないという結果になったりするのかも。
徒然日記20240109/🇹🇼【台湾/読書】野嶋剛/「台湾の本音」隣国を基礎から理解する|24hirofumi
「AI作成の読後感」が愉快な