序章 天変地異とは何か
第1章 人類が経験した天変地異
第2章 空、海、陸と天変地異
第3章 生物を襲った天変地異
第4章 究極の天変地異
終章 銀河と天変地異
もうキヨーミ深さにくらくらするぅ…
フリーになられたので専門外の事項にも自由に言及できるようになり、興味の赴くままに・・・という羽ばたき感?
いいじゃんか。
『天変地異の地球学 巨大地震、異常気象から大量絶滅まで』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
p34 災害には3つのタイプがある
デジタル台風:台風、ハリケーンの女性名 - ご意見・お問い合わせ・ご質問
カスリーン台風60年企画展
p93 天変地異の内因と外因
天皇海山群の命名者Robert Sinclair Dietz (September 14, 1914 – May 19, 1995)への言及、嬉しい。
太平洋 その深層で起こっていること 蒲生 俊敬 2018年 - 真似屋南面堂はね~述而不作
p136 古生代・中生代の大量絶滅
ラウプとセプコスキの業績への言及、嬉しい。
きみはウミユリを知っていたか~『フィールド古生物学―進化の足跡を化石から読み解く』 から話は逸れて… - 真似屋南面堂はね~述而不作
p159 フィッシャーとアーサーの「3200万年周期」
それ知らなかったわ。てか、言及したものを読んだことはあった筈なのだが、記憶の襞にひっかからなかった感じ。
Secular Variations in the Pelagic Realm | Semantic Scholar
失礼しました。
Michael Arthur
アーサー博士は、著者の藤岡博士とグローマ―チャレンジャー号に乗り込む若手研究者として親交を深めたが、その後の交流は途切れた模様(「いつの間にか、ペンシルバニア州立大学の先生になっていたようです」=検索してみて発見した感じ)。
少なくとも近況を報告し合うような交友は続いていなかったことが分かる(あんなに面倒見てやったのに、というニュアンスが込められているかどうかは…)。
p181 プルームが起こす天変地異
デカン高原で焼く6600万年前、ちょうど白亜紀の終わりの恐竜絶滅の頃に大量のマグマが出てきたとされる件に関して、「メキシコのユカタン半島に巨大隕石が落ちたとされている時期と同じ」であり、「デカン高原はユカタン半島とちょうど地球の反対側になりますが、これには何か意味があるような気も少ししてきます。」
~うん。おおいに関係ありと睨んでいる。
恐竜の絶滅にインドの火山が加担、2つの研究成果
「インドの巨大火山の活動は、隕石衝突の約40万年前に始まり、白亜紀の終わりから約60万年後に終息したという(デカン高原に広がるこの火山活動の痕跡は、デカン・トラップと呼ばれる)。また、火山から流れ出た全溶岩の半分以上は、隕石衝突後に出たものだという。」
巨大隕石落下前から火山活動の活発化が始まっていたとしても、巨大隕石の衝撃でプルームの流れが促進されて噴火がより激烈なものになり、隕石衝突による直接の影響を増悪させたり、上回る影響を及ぼしたかもしれないのだよね。
隕石派は、勝負あったと宣言しているようだが?
著者は、専門外ということもあり、控え目な表現にとどめているわけで。
恐竜絶滅に新説〜とどめを刺したのは「火山噴火」か(石田雅彦) - 個人 - Yahoo!ニュース
p184 スノーボールアース
カバーの下は縞々の『スノーボール・アース』 - 真似屋南面堂はね~述而不作
p187 宇宙人が太陽系にやってきて地球を見たらそれがスノーボールアース期であり、再訪したら青々としていたらさぞ驚くだろうとの指摘
まさにそれ!
地球外生命 アストロバイオロジーで探る生命の起源と未来 小林憲正 2021/12 - 真似屋南面堂はね~述而不作
宇宙における高度文明同士の接触は、存続期間が合わないことによるすれ違いに終始すると思う件
p211 ありえない138億年史 ウォルター・アルバレス、山田美明/訳 | ノンフィクション、学芸 | 光文社
2019/7月追加 - 真似屋南面堂はね~述而不作
読んでいたのだけれど、この時期、記録するエネルギーなくてね。
Snowbird, Utahにて、October 20-23, 1988に開催された 研究会の記録(発表論文を揃えて)が公刊されてます、みたいな感じ?