真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

地上最大のショー=進化、その証拠を示そうとドーキンスはいう 『進化の存在証明』

2010-01-11 | 読書-自然科学
『進化の存在証明』
原書名:THE GREATEST SHOW ON EARTH:The Evidence for Evolution(Dawkins,Richard) ドーキンス,リチャード【著】
垂水 雄二【訳】
早川書房 (2009/11/25 出版)

〈ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス〉国民の半分がいまだ進化論を認めない国のある現状。それを打開すべくドーキンスが繰り出す戦略は、進化自体が机上の空論でなく事実だと証明することだ。豊富な実例とタイトな論理で魅了する傑作。

神は細部に宿り給う2009/12/19
‘今回のテーマは非常に明解。進化は事実だということ。’
~そうなんですよね。論だとか説という話ではなくて明々白々な事実なんですよということを縷々説明する必要がある社会って何?
「進化だなんて、理論でしかないでしょ」という向きが驚くほど多数存在するのだという。

あはは!ご指摘の6章、確かに(目次は正しく表示されているが)本文6章の奇数ページ上部欄外すべてに
失われた環だって?「失われた」とはどういう意味なのか?
と記載されている(初版)のは、どーもこーも。

youtube/
The Greatest Show on Earth: The Evidence for Evolution - Richard Dawkins ~自著を語るドーキンス(3:14)


進化をめぐる各国民の理解について、本書記載のサイトを確かめてみる:

Gallup,Evolution, Creationism, Intelligent Design


創造論者の声:http://www.conservapedia.com/Main_Page
Conservapedia

wikiはConservapediaをこう説明
和文なし

日本人はどうかな?と誰でも思うだろう。
そんな調査はないのかな。
宗教の影響は大きいということか。

日本で同様の調査を実施して、宗教も確認したところで有意の差が出るとは思えない。
まさか、「じつは日本でも、キリスト教徒は進化論を受け入れていないヒトが多いのです」ということはないと思う(と、教会幼稚園出身の南面堂はいう)。

極東ブログ:日本人と進化論 2005.10.02

POLAR BEAR BLOG なぜ日本人は進化論を信じられるのか 2009年2月15日 (日曜日)


とはいえ、上掲ブログでもご指摘あったように、日本人は進化論は素直に納得しているかもしれないが(「チンパンジーは何になるの?」というよくあるご質問はあるか…)、その他の科学認識は必ずしも威張れたものではないのだろう。
理科の実験を披露してゲストを感心させるテレビ局が、他の番組ではトンデモ科学を平気で流していたりする?

うーん、「ブラインド・ウォッチメイカー」改メ「盲目の時計職人」も再読しろということなのかな。

■[書評]ブラインド・ウォッチメイカー」改題「盲目の時計職人」 shorebirdさん

ちなみに、当初の邦題はどういう発想だったのだろ。
盲目という言葉を差別用語忌避ということで、最近の映画のタイトルのように「原題カタカナ表示方式」にしたのかな。
この本といい、「盲目の時計職人」といい、当初邦題に恵まれないのがドーキンスの宿命?

エレガンスセンチュウ とは - コトバンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/C._elegans

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