早坂『世界の日本人ジョーク集』 正（2006/1）と 続（2009/3）

中公新書ラクレ
世界の日本人ジョーク集
早坂　隆【著】
中央公論新社 （2006/01/10 出版）

ラトローブ大学、存じませんでした

笑いに反映される国民性、「世界の日本人ジョーク集」が人気。
2006/05/23

asahi.com [掲載]2006年09月03日 [評者]小柳学（編集者）

ジョークを紹介したのちに、著者による体験を交えた解説が入り、海外から日本人がどのように見られているかが語られる。

時事ネタでナマモノ的なものは、首相のキャラなどによって最新の作品に触れたい。
で、ご期待に応えて2009年3月に続編が登場。

続・世界の日本人ジョーク集
初版発行日2009/3/10

出てくるのが、永年水差しに閉じ込められていた魔神ではなくて、ひょいと拾った魔法のランプから出てきた妖精だったりするが、「願いをかなえてあげよう」という基本は同じ。

また、「無理だというなら、これを」と持ち出される2番目の願いを聞いて、つい先ほど却下したばかりの最初の願いに立ち戻る型
もあり。

またすぐに首相が変わってしまうのでは？と懸念する著者。
懸念どおり同年秋には政権交代したので、続々編が必要だわな。

これはなかなか良かった。
祖父の戦争