ゲストの安藤和津女史が、参加した科学者たちは高揚感を感じていただろうと指摘したのは鋭い。
任務の重要性はもちろんのこと、最高の頭脳が集められたことは顔ぶれから明らかだし、これまで周囲の一般人と話が合わなくて困惑する場面が少なくなかったギフテッドくんたちが、「こんなに話が合う連中といつも一緒に過ごせるのはすごい」と感激したというようなこともあったのではないか。
父親が原爆傷害調査委員会(ABCC)で被爆者の調査に従事した(治療は任務ではなくて、貴重な人体実験の調査)という微妙な立場のモーリー・ロバートソン - Wikipedia氏から、原爆資料館に多くの若い世代の一般の(知識人・インテリ層ではない)アメリカ人(冷戦時代を知らない)が訪問することで、時間を経て口コミで縁者友人らに原爆と向き合う意識が広まる(世論の世代交代)ことを期待(大意)との指摘があったが、これも重要。
ただし、アメリカ人がそう思っても、ロシアや中国などは思いを共有しないのでね。
【再放送】NHK BS「ザ・プロファイラー~夢と野望の人生~」出演。 – Office Morley モーリー・ロバートソン公式サイト
番組:フランケンシュタインの誘惑「原爆誕生 科学者たちの“罪と罰”」 - 真似屋南面堂はね~述而不作
『千の太陽よりも明るく―原爆を造った科学者たち』 (ロベルト・ユンク著 菊盛英夫訳 2000年) - 真似屋南面堂はね~述而不作