情報と外交 プロが教える「情報マンの鉄則10」
孫崎 享【著】
PHP研究所 (2009/11/04 出版)
大いに興味深い。
タイトルは最高じゃなくて再考の余地があると思われる。
ハウツーものようなタイトルにしたがるねぇ。そうしないと売れないという呪縛があるのだろう。
詳細な紹介があった:
□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2009年9月9日 NO.340号)
●はじめに
●第一章 今日の分析は今日のもの、明日は豹変する
●第二章 現場に行け、現場に聞け
●第三章 情報のマフィアに入れ
●第四章 まず大国(米国)の優先順位を知れ、地域がこれにどう当てはまる?
●第五章 十五秒で話せ、一枚で報告せよ
●第六章 スパイより盗聴
●第七章 情報革命:「知るべき人へ」の情報から「共有」の情報へ
●第八章 情報グループは政策グループと対立する宿命(かつ通常負ける)
●第九章 学べ、学べ、歴史も学べ
●第十章 独自戦略の模索が情報組織構築のもと
この次のご著書か。
『日米同盟の正体―迷走する安全保障』
<同盟の話題のついでに>
Managing Unmet Expectations in the U.S.-Japan Alliance / Nov 2009
The National Bureau of Asian Research
これがその訳?
同盟は維持する努力が伴わないとだめなのよ。
分ってるかな、ハトたち。
100114孫崎享氏インタビュー抜粋1.flv
広告が出て来やがんの…。
<閑話休題>
一部でしか評判になっていないの?
主流派、黙殺モード?
情報と外交 [掲載]2010年1月17日 [評者]加藤出(エコノミスト)
■孫崎享『情報と外交』を読み解く
ブログでもされてはどうかな。
Swoop is a multi-lingual source of intelligence about US international policy
英語以外は更新中止だけどな。
◆今日の分析は今日のもの、明日は豹変する
著者がハーバード大客員研究員だった際(1985~86年)、
ハンチントン教授「米国安全保障では引き金となる事件が起こり、ここから米国の安全保障は一気に変わる」
著者「それなら」安全保障を変えたいと思う人物が、引き金事件を起こすこともあるのではないか」
の会話があった由。
うーむ、歴史的にも言えてるし、その後の展開にも示唆的。
◆まず大国(米国)の優先順位を知れ、地域がこれにどう当てはまる?
~じつは、冷戦終結当時、南面堂はサンダル履いてワープロ叩いていたということは以前書いたが、日常的に議論する相手に恵まれていた。
相手の方からは、見識不足の若造だが仕方ないと思われていたかもしれないが(笑)、当方にはきわめて刺激に満ちた、緊張の抜けない、充実した日々だった。
そんなこと分りませんとは決して言わないぞ、との決意。
で、汎欧州ピクニックのニュースを知った際、「こんなだったら、ベルリンの壁も意味なくなっちゃうよね。もうやめました!となる展開もあるんじゃないか」とその相手の方が言われた。
それに南面堂がどう答えたか、はっきりとは覚えていないのだが、「ホーネッカー爺さんの目の黒いうちはねえ・・」みたいなぱっとしない反応だったと思う。
後ろ盾が首をすげ替えれば・・・という展開まで見通せなかった。
EU News ショプロン近郊で開かれた汎ヨーロッパ・ピクニックの20周年に寄せるバローゾ欧州委員会委員長の声明 /090819
【冷戦終結20年 現場を訪ねて】(2)ピクニック事件 ハンガリー・ショプロン /sankei/090602
Prague Communists Called for Wall to Open on November 8, 1989
National Security Archive / The George Washington University
◆十五秒で話せ、一枚で報告せよ
~夏彦翁の名タイトルを思い出した:『かいつまんで言う』
主要国の大使らは、「かいつまんで言う」ことができなかったわけね。
自分の報告は全く無駄がなくて一切の要約を許さない、最後まで全部読むべきものである!と。
◆情報グループは政策グループと対立する宿命(かつ通常負ける)
~名著『大本営参謀の情報戦記』を思い出した。
最近では、「平家・海軍・国際派」というのが通じないのだそうだ。
情報グループ(調査系)なんていうのは、昔も今もナニであるかな。
◆学べ、学べ、歴史も学べ
この古典に通じるものがあるように思った。
それにつけても、父ブッシュ(「成功は人に告げられることなし」)の偉かったことと、息子の駄目だったこと!
孫崎 享【著】
PHP研究所 (2009/11/04 出版)
大いに興味深い。
タイトルは最高じゃなくて再考の余地があると思われる。
ハウツーものようなタイトルにしたがるねぇ。そうしないと売れないという呪縛があるのだろう。
詳細な紹介があった:
□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2009年9月9日 NO.340号)
●はじめに
●第一章 今日の分析は今日のもの、明日は豹変する
●第二章 現場に行け、現場に聞け
●第三章 情報のマフィアに入れ
●第四章 まず大国(米国)の優先順位を知れ、地域がこれにどう当てはまる?
●第五章 十五秒で話せ、一枚で報告せよ
●第六章 スパイより盗聴
●第七章 情報革命:「知るべき人へ」の情報から「共有」の情報へ
●第八章 情報グループは政策グループと対立する宿命(かつ通常負ける)
●第九章 学べ、学べ、歴史も学べ
●第十章 独自戦略の模索が情報組織構築のもと
この次のご著書か。
『日米同盟の正体―迷走する安全保障』
<同盟の話題のついでに>
Managing Unmet Expectations in the U.S.-Japan Alliance / Nov 2009
The National Bureau of Asian Research
これがその訳?
同盟は維持する努力が伴わないとだめなのよ。
分ってるかな、ハトたち。
100114孫崎享氏インタビュー抜粋1.flv
広告が出て来やがんの…。
<閑話休題>
一部でしか評判になっていないの?
主流派、黙殺モード?
情報と外交 [掲載]2010年1月17日 [評者]加藤出(エコノミスト)
■孫崎享『情報と外交』を読み解く
ブログでもされてはどうかな。
Swoop is a multi-lingual source of intelligence about US international policy
英語以外は更新中止だけどな。
◆今日の分析は今日のもの、明日は豹変する
著者がハーバード大客員研究員だった際(1985~86年)、
ハンチントン教授「米国安全保障では引き金となる事件が起こり、ここから米国の安全保障は一気に変わる」
著者「それなら」安全保障を変えたいと思う人物が、引き金事件を起こすこともあるのではないか」
の会話があった由。
うーむ、歴史的にも言えてるし、その後の展開にも示唆的。
◆まず大国(米国)の優先順位を知れ、地域がこれにどう当てはまる?
~じつは、冷戦終結当時、南面堂はサンダル履いてワープロ叩いていたということは以前書いたが、日常的に議論する相手に恵まれていた。
相手の方からは、見識不足の若造だが仕方ないと思われていたかもしれないが(笑)、当方にはきわめて刺激に満ちた、緊張の抜けない、充実した日々だった。
そんなこと分りませんとは決して言わないぞ、との決意。
で、汎欧州ピクニックのニュースを知った際、「こんなだったら、ベルリンの壁も意味なくなっちゃうよね。もうやめました!となる展開もあるんじゃないか」とその相手の方が言われた。
それに南面堂がどう答えたか、はっきりとは覚えていないのだが、「ホーネッカー爺さんの目の黒いうちはねえ・・」みたいなぱっとしない反応だったと思う。
後ろ盾が首をすげ替えれば・・・という展開まで見通せなかった。
EU News ショプロン近郊で開かれた汎ヨーロッパ・ピクニックの20周年に寄せるバローゾ欧州委員会委員長の声明 /090819
【冷戦終結20年 現場を訪ねて】(2)ピクニック事件 ハンガリー・ショプロン /sankei/090602
Prague Communists Called for Wall to Open on November 8, 1989
National Security Archive / The George Washington University
◆十五秒で話せ、一枚で報告せよ
~夏彦翁の名タイトルを思い出した:『かいつまんで言う』
主要国の大使らは、「かいつまんで言う」ことができなかったわけね。
自分の報告は全く無駄がなくて一切の要約を許さない、最後まで全部読むべきものである!と。
◆情報グループは政策グループと対立する宿命(かつ通常負ける)
~名著『大本営参謀の情報戦記』を思い出した。
最近では、「平家・海軍・国際派」というのが通じないのだそうだ。
情報グループ(調査系)なんていうのは、昔も今もナニであるかな。
◆学べ、学べ、歴史も学べ
この古典に通じるものがあるように思った。
それにつけても、父ブッシュ(「成功は人に告げられることなし」)の偉かったことと、息子の駄目だったこと!