真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

きみは「日本から来た救世主(メシア)」中根中を知っていたか

2009-01-11 | 読書-歴史
『黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人』
講談社+α文庫
出井康博 2008/10/20
(2001年6月、新潮社より刊行された『日本から救世主が来た』を改題、加筆・再編集)
shinchosha/執筆者紹介出井康博

凄い掘り出し話!「驚異の取材力」の背景には運を掴む実力と努力が…。

じつは、降ってきた話でもあったらしい。
背景を語る仕掛け人(降らせたヒト): 『日本から救世主が来た』(新潮社2001年)の企画裏話を語る新潮社フォーサイト編集部原宏介氏
ホージー(ヤクルト)
そうか、春名氏が元だったのか。春名幹男氏作品一覧

どうもどこかで見た名前だと思った(ホージーでなくて出井さんのことね)。
「フォーサイト」に眼の付け所のよい興味深いコラムを書かれている出井さんじゃないか。
写真が出たことがなかったもので、結びつかなかったよ。
ようやく筋がつながる。「フォーサイト」編集部に古くから出入りしているライターさんなのね。
目が離せないぞ、と。
写真は出さない方がよい?やはり?(笑)
~冗談です。

単行本の時のタイトルの方がインパクトあるな。
黒人大統領候補(奴隷の子孫ではないが)が当選するかも!というので(別の出版社で)加筆・再編集して文庫化した、と睨んだぞ。
なので、そっちの会社では「黒人」と「米国(政府)」をキーワードとして新しいタイトルにしようと思ったのかな。
「米国」または「米国政府」の代りに「FBI」にしたのはよかった。
で、「最も愛され・・・最も恐れられ」と対にしたけど、全体が長くなってインパクトが薄れたことは否めないだろうな。文庫書名はサブタイトルっぽいな。
ブログのデイリーのエントリのタイトルを長く長~くして遊んでる(誰?)のと違うからな。

nikkeibp/20081218/日経BPのサイトで健筆を振るう出井氏

勢いでこれも。へえ、あのヒトも卒業生だったのか!など興味深いこと。
新潮新書『松下政経塾とは何か』2004年
松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇~ご自身の関わりを語る(ので長い)

**注**
「興味深い」と「目が離せない」は、南面堂的には最上級の賛辞だったりするのよ。
星印でグレードをつけるほどかっちりしたくないので、それはしません、と。

あ、それと、「どう見てもけなしているようにしか読めないぞ」という場合でも、紹介しているだけで一定のプラス評価をしていますので。読む価値はあるということ。
お粗末極まりない、こんな本を有難がるヒトの気が知れない…という場合は、そもそも取り上げない。
最近も「けっ、何これ!」という本を読んで、あまりにお粗末なのでブログでけなそうかと思って、上記原則を思い出して思いとどまったケースがある。
(しかもその本は、Aオンライン書店の顧客レビューなど見ると、けっこう評判良かったりして、驚き)
ここまで言っておいて、書名を明らかにしないのは期待に反するとのそしりは免れまい...

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