まえがき
序章 「ふらつく」インド――ロシアのウクライナ侵攻をめぐって
第1章 自由民主主義の国なのか?――「価値の共有」を問い直す
第2章 中国は脅威なのか?――「利益の共有」を問い直す
第3章 インドと距離を置く選択肢はあるか?――インドの実力を検証する
第4章 インドをどこまで取り込めるか?――考えられる3つのシナリオ
終章 「厄介な国」とどう付き合うか?
あとがき
主要参考文献
第4章 インドをどこまで取り込めるか?――考えられる3つのシナリオ
p155 インドという国は、世界において経済力、軍事力でとるに足らない存在でしかなかった時代でも、みずからを偉大な大国である(はずだ)とみなしてきた。そしてハードパワーの増大したいまこそ,その大国志向を真に実現する時が来たと考えている。モディ首相は、「われわれは世界のグル(指導者)に向かっている』といった内容を国内外で繰り返している。
p164 (中国のインドへの強硬姿勢)将来は中国の挑戦国となるかもしれない隣国に対し、いまのうちにみずからの秩序を強制しておくことが、「中国の世紀」を確固たるものにする。もし今後の中国でそいう発想と政策が支配的になるならば、「どちらにも」関与しつづけるインド外交は、行き詰まるだろう。
【読書感想】インドの正体-「未来の大国」の虚と実 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
「ブックトーク・オン・アジア」配信のお知らせ‗伊藤融先生『新興大国インドの行動原理―独自リアリズム外交のゆくえ』(慶応義塾大学出版会、2020年)/『インドの正体―「未来の大国」の虚と実』(中公新書ラクレ、2023年) | Editorial Office
モディ首相、カースト制度に「インドにはインドの自由民主主義観がある」…2050年、GDPで日本の4倍になる経済大国 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
「食えない国」インドは日米豪と中ロどちらの味方なのか?防衛大教授が解説
https://twitter.com/itoToru1969
インド残酷物語 世界一たくましい民 池亀 彩 - 真似屋南面堂はね~述而不作