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古書から受けたカウンター攻撃

2023-03-20 22:54:05 | 古書を読む
明日の読書会で使う「初等教育原理」を読んでいるのだが
結構衝撃的なことが記されていた。

「個性的思考を把握する3つの着眼点」

① 論理の追究のなかで見える盲点をみる
 それがその人の急所である。
 例えば、急に怒り出す人→そこは突いてほしくないから怒りが湧いてくる

② ピンチに陥ったとき、その人がどう振る舞うかを見る
 発問によって中心概念を示したり揺さぶったりすることで個性的思考が見えてくる

③ 言動を手がかりに、概念や経験を探る
 幼児期の経験などは、その子の個性的思考をつくる核となっていることが多いので、言動から概念や経験を探ることができる
 こちらの受け止め方と子どもたちの言動、作文、質問に対する答えを統合して見る。その見方が全てだとは思わずに、②とも統合して見る。

これ、子どもに限らず普段人と接するときの3つの着眼点だと思った。

①が痛すぎる。
年齢を重ねるほど、弱点の把握には痛みを伴うことが多いし、逃げたくなる。
でも、そこを明らかにすることで、意識して鍛えることで、人はその人自身を輝かせることができるんだって、そんな事実を突きつけられた。

わたしは、大人と話すときに若干の緊張を伴ってしまう。
(自分も大人なのに笑)
場をつくる、話をつくる、空気をつくることに苦手意識がある。

どもる、発想が滞る、言葉が、具体的な名詞が出てこない。

ただ、少しずつ少しずつ、それらは改善している気がする。
無意識ではなく、意識化することで鍛えられるなら
痛みを伴うとしても、その言葉に耳を傾けて
自分を鍛えていきたい。

③は、日常でよくやっていること。
その人を「今」で見るのではなく、時間軸でみる。
理解できない人ほど、過去に何か悲しい出来事や経験があったのかもしれないと探る。
「人」に人として寄り添うこと。
これは、道徳の教材における読みでも同じだと考えている。

続けよう、これからも。

この書籍との出会いに感謝。
重松鷹泰先生に、心から感謝。


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