「女声合唱団風」時代、ピアニストとしてご一緒した後輩の恵子ちゃんが
「花座」の伴奏ピアニストとして、1年ぐらい前から弾きに来てくれています。
彼女は年末に体調を崩して、このために少し体力が低下していて
コーラスの練習でしっかり弾くことができそうもないと。
今月28日が出産予定で帰ってきている
彼女のお嬢さんも一緒にお手伝いに来てくれました。
「女声合唱団風」時代は、私も同様コーラスも歌うけど
ピアノ科出身はピアノ伴奏するのが通例で、私は「風」に参加した時は
既に人生の半分ぐらいを過ぎた年齢で
「風」の2003年ぐらいから私もコンサートのピアノ伴奏も受け持っていて
長男の所の娘(孫)がまだ1歳にならない時から
お嫁ちゃんの知ちゃんは孫を連れて聴きに来てくれていました。
恵子ちゃんは、お嬢ちゃんが4、5歳ぐらいだったかで
練習室にお絵描きの画用紙を持ってきて、大人しく遊んでいた娘さんでした。
そのお嬢ちゃんがもうすぐママになる。
恵子ちゃんは、もすぐおばあちゃんです。
つくづく自分も歳取るはずだと感慨深い思いで
お嬢さんのピアノ伴奏で安心して歌うことができました。
私も長男がお腹にあった8ヶ月の時、妹がまだ学生で
恩師のピアノ発表会に、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第三番の
三楽章を弾くので、そのオケ部分のピアノ版を伴奏したことがありました。
ピアノを弾くとお腹の子はいつもよりよく動きます。
きっと聞こえているのでしょうね。
3月5日が「コーラス花座」コンサート本番ですから
あと練習は数えるほどしかないし、日本の四季の曲もあったので
「植彩のアルバム」の5曲目『リルケの薔薇』は、この日の練習では歌わず
あとの6曲を暗譜で練習しました。
信長貴富氏は、楽譜の見開きに「植彩のアルバム」というタイトルについて
書いておられます。
この曲集は、ご自身の未出版にあったそれぞれの曲の詩に共通点があって
それらを7曲にまとめた女声合唱曲集だそうです。
「植彩」は「植栽」をもじった、ご自身が造った造語だそうで
花々や樹木で彩られた歌の空間をイメージしていて
それぞれの曲は、2006年から2019年の幅広い年月の中で作曲されていて
様々な性格を持っているので、それぞれ別々にピックアップして演奏して頂く方が
ふさわしいとも書いておられます。
1『花さくら』(柳沢京子 詩) 2『竹のように』(竹中 郁 詩)
3『クローバーの原っぱで』(高橋 順子 詩) 4『せいいっぱい』(木島 始 詩)
5『リルケの薔薇』(重松 萬助 詩) 6『コスモス』(星野 富弘 詩)
7『花束をあなたに』(うめさわ かよこ 詩)
「花束をあなたに」(うめさわ かよこ 詩)
☆他所さんの合唱団の演奏をお借りしました
今までの喜び かなしみ含んだ
色とりどりの花よ
見守られ 様々な詩(うた)や言霊(ことだま)に
生命(いのち)を 吹き込められた花よ
まだ夢見ているつぼみ抱き
色鮮やかに咲いておくれ
輝く光に包まれた
花びらのレースと
ビロードの葉に
愛の滴をのせて
あなた色に染めた
花束を 永遠に!