見出し画像

〜かたることばが歌になる風になる〜

大坂なおみ選手のニュースから

テニスプレイヤーの大坂なおみさんのコメントが話題になっています。
彼女が2019年から鬱病だったという事実に驚いています。

試合のプレッシャーや、大勢の人前での記者会見など
鬱病の方にとってどれだけしんどいことかと思います。
今朝のモーニングショーで、元テニスプレイヤーの沢松菜生子さんが
記者会見はまるで『晒し者状態』」になることもあるとおっしゃってましたが
病気じゃない方でも恐ろしい状況ですね。

主人が現役で会社に勤務していた頃、定年退職前の2年間鬱病になり
自宅療養をしていたことがありました。
私も含めて、いろんな方が主人の病気発症は意外だったと思うほど
この病気に罹るような感じの人ではなかったから。
あの頃の仕事でのストレスは、半端じゃなかったことを思い返しています。

2年後の定年を迎える年に、波が引くように病気が治り
その後の10年間は、海外旅行をしたりして、普通の生活ができて
私も、中断していた合唱団の練習にもまた参加できていました。
状況や環境の変化で一時治癒することはありますが
この種の病気の特効薬は無いだろうと思います。

父が2013年に亡くなって1年後、また主人の鬱病が再発しました。
懇意にしていた眼科の女医さんが、ご自分もそういう類の気分になるそうで
その気分の坩堝(るつぼ)に入ったり出たりするのが特徴の病。

合う薬を色々試したり、症状を診てお薬を調整して頂いたりと
本人も、そばでサポートする家族(私)も非常に暗い気分の毎日で
でも私が落ち込んでいられないので、自分の世話をしている私が倒れてはと
いつも気にする主人に、「大丈夫よ〜」と言いながら
「ケセラセラ」という感じを装い過ごしていました。
10年後に出た症状は、私も経験する初めてのことも色々あって
毎回の診察に付いて行って、お薬の管理と症状の把握などをする日々。

「鬱」と一括りにしていますが、軽い人も重い人も
また、主人のように老齢になってからの人は特に、認知的な部分で
記憶ができなかったりして本人は非常に気落ちします。

お薬が効きすぎたり少なかったりで、病気に寄るのか、薬に寄るのか
判断しにくいような発作的なことも起こり、お薬の調整は難しく
一度、お隣の内科医の主治医に駆け込んだりしたこともありましたが
先生も専門外で、通院している病院の先生は夜間や休日には
ご自宅に帰られて不在。
どうしようも出来なくて途方に暮れたこともありました。
一番辛いのは本人です。
大きな総合病院に入院も考えていた頃主人は亡くなりました。

素晴らしい実績を出している、アーティストやアスリートなど、また
現代の世の中のスピードに追われるようにお仕事をしている方には
精神的に非常に辛い状況が多々あり罹る、現代病の一つであり
時には輝かしい姿と表裏一体にもなる、文明病なのかもしれません。


またまた過去のバラたちです。
ハイブリットローズや、イングリッシュローズなどのモダンローズ以外に
春の一期咲きの「オールドローズ」も2種ありました。
左側は「オールドローズ・カマユー」右側は「オールドローズ・レダ」
レダは、ホワイトの地色にランダムに赤色の模様が出る小さな花径のバラ。

上は名前不詳で「スーパースター」というハイブリットティーローズに似た
香りのいい珊瑚色のバラでした。
下、左から「サマーレディー」 真ん中は名前不詳「パパメイアン」に似た
10センチ以上の花径にもなる、ムスク系の香りも素晴らしいバラ。
右は「ケニギン・ベアトリックス」オランダのベアトリックス女王に因んで。

右は「ロイヤルプリンセス(愛子さまご誕生記念)」の開ききった状態。
左上「グラミスキャッスル」で、シェイクスピアの戯曲マクベス」の
マクベスが統治するグラミス城に因んだバラ。
左下「つるバラアンジェラ」

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

コメント一覧

chorus-kaze
izumiさま
おはようございます。
お嬢さんもそうだったんですね、、、。
ご本人はもちろん、ご家族様もお辛いことかと思います。
サポートして下さる方が沢山いて救われますね。

主人の場合は、処方のお薬が効き過ぎていたのか?
頭の中が酷くモヤモヤする(想像ですが)
じっとしていられない、自分がどうなっているのか、何故こうなるのかと。
「死にたい」とよく言ってました。

勝手に外に出て行こうとするので、道路に飛び出して
車にはねられたりしないよう引き留めたり、、、。
息子たちはすぐ駆けつけることはできませんし
彼らが居ても対処できなかったでしょう。
その時には頓服的な薬を飲むと、30分ぐらいかかりますが
落ち着いてくるというような感じで、その薬があるだけで
安心しているようでした。
妹が薬剤師で、色々精神面でも寄り添ってくれていました。

鬱の人の自死が多いのを知っていまして気をつけていたのですが
ちょっと油断していて、私の外出の日に亡くなりました。
辛かったのだろうと思います。

アルゲリッチのことはよく知っています。
ピアニストの中でも好きなアーティストですが
そのドキュメントは知りませんでした。
世界的に活躍している方達の体力や精神的な部分は
如何ばかりかと思います。
お嬢さんのこと、少しでも軽く過ごせていけますようお祈りします。
Izumi
今晩は。
大坂なおみ選手、気の毒ですね。どれだけのプレッシャーと差別に苦しんだのかと思いました。

アッコさんのご主人様も鬱病だったのですね・・・
実は娘もここ10年苦しんでいます。発端は不妊治療したにもかかわらず子供が出来なかったこと、そして世間の何気ない言葉からでした。
心療内科に行くと、老若男女実に沢山の人がいます。驚いてしまいます。まさに現代病(文明病)と言えますね。

2度ほど我が家で(半年位づつ)面倒をみたのですが、大変でした。アッコさんの気苦労がどんなだったか、またご主人様の辛さが少しは。
娘は今は、
婿、信頼できるドクター、お薬、カウンセラーのかた、同じ鬱病で看護師のお友達(誰よりもグーな助言だそうです)、職場(パート)の方々に支えられて、どうにか毎日をやり過ごしているようです。
韓国映画の「野球少女」、2回も観てきたそうです。
何か感ずるところがあったようです(*^-^)

娘が最悪の時は、足は痙攣、呼吸困難、起き上がることも出来ず、泣いて泣いて・・・
そんな娘の症状を思い出すと、一言、鬱病といっても症状は様々だと思いますが、それでも大坂選手が、あれだけの成績を残すことが出来た? 出来る?ことが、凄いことだと、改めて思いました。

偶然に観た映画「アルゲリッチ私こそ,音楽!」
著名なピアニスト(アッコさんはご存知?私は知りませんでした)を娘さんが監督したドキュメントのような映画でしたが、ここでも著名人の生きずらさが描かれていました。
マスコミと著名人の軋轢は、古今東西。

☆少しでも歩み寄り、改善されれば良いですね。
chorus-kaze
デ某さま
コメントありがとうございます!
私はピアノで音楽高校、大学に進みましたが
高校受験で「超緊張」の体験としては
12、3畳ぐらいのレッスン室の、実技試験でした。
ピアノを弾くすぐ傍で、教授陣が机を並べて採点しています。
これほど恐ろしいことはありません。
初めての受験での「初超緊張」体験です。
何とか無事合格しても、高校時代は、このような定期試験を
何度も体験しています。廊下で次の自分の番を待つ時間から
緊張です。
一度ピアノのクラスメイトで、安定剤を飲み
試験に臨んでいた人もいました。
その頃はそういう薬のことはあまり知らないので
そのクラスメイトが「何でもできるような気がする」
「大胆になりそう」というようなことを言ったので
友人たちは「え〜」と返していたことを思い出しました(笑)

普段のレッスンでは、おっそろしい先生に、まともに
会話すらできないような雰囲気の中
罵倒されながらというような類のレッスンも、いつも経験してますから
自ずと根性が育ちますが、稀に、学校を自主退学する人もあります。

社会では、私のような凡人の立場では経験したことがない
お薬を飲みながら、ドラマさながらの現場をデ某さんも
体験されてきたんですね〜(//∇//)
才能ある若手の方が乗り切っていくには、人間らしい感情や
行動を制限されても進んでいける人間でなければならないという
ある意味普通じゃない、異常なことなのかもしれません。
生きにくい世の中なんですね。
chorus-kaze
duke1955さま
コメントをありがとうございます!
お仕事をされてきた男性、あるいは女性の方でも
一度は鬱状態になるようなシビアな状況に
置かれるのではないのでしょうか。
私はお勤めの経験がないのでわからないですが
置かれた立場にも寄るでしょうが
「ガス抜き」がうまくできることは、とても重要です。

私は、主人とは違う部分で真面目だったり、拘りがありますが
能天気なところや、主人ほど気づきができないこともあって
後で後悔することもよくあります(苦笑)
渡辺淳一氏のエッセイに「鈍感力」というのがあります。
自慢じゃ無いけど私はまさに鈍感力が豊富で
私、人が怖いと思うことでも鈍感だったり
妙に土壇場になると大胆になるようです。
車の運転は、主人は苦手で私は大好きと、男女逆転でした(笑)
鈍感であることは大事かもしれません。

鬱になった時に、治療して頂いた先生は「趣味を持ちなさい」と
よくおっしゃっていました。
無理しないで、自分のしたいようにする、って
現役の時には中々難しいですが、それでも逃げ場所を
作っておくことのも大事です。

我が家の息子たちも、鬱になりそうな状況が
多々あったように聞いていますが
健康に、無事勤めあげてほしいと願うばかりです。
デ某
プレスの方は "取材" が仕事ですから「なんでも訊きたい」。
しかし取材される側は 取材に応えることは正味の仕事ではありません。
あくまで "本来の仕事に付随" するものでしかありません。
その認識の相異が 時に感情的対立、敵対的対峙になるのだと思います。

「プロだから! その報酬に関わる仕事だから!」が間違いだとは思いません。
しかし取材する側も「取材対象者が応えやすい状況をつくる」のがプロの仕事。
説明責任のある政治家には結構!腰が引けているプレスが
スポーツ人・芸能人に対しては結構!見下ろしている感があります。

私、かつて年四回、仕事絡みでプレスの方と会見しました。
こちらは十数人、プレスも7~8人の会見でしたが、それでも超!緊張しました。
何を訊かれても答えられるよう 相当な!準備をして臨みました。

その時のプレスの殆どの方が概ね10~20歳ほど年下でした。
タメグチで 横柄で 不躾で 辛辣な方が多かったです。
総理、大臣、知事などの記者会見におけるプレスとはまるでちがいます。
そのため予め "エリスパン" という精神安定剤をしばしば服用しました。

緊張やストレスは仕事においても日常生活においても不可避です。
また緊張やストレスには "良い" 作用があることも自明です。
それでもなお緊張とストレスを強いざるを得ない情況はありますし、
取材を受ける人の中に 取材を機にブレイクし活躍の場を広げる人もいれば
心を傷つけられ 心を病む人が少なくないことも事実でしょう。

ですから 取材する側、される側を 一概に非難も批判もできません。
しかし 大坂なおみさんが ただただ気の毒ですし
トーナメントを棄権せざるょ得なかったことを心より残念で口惜しく思います。
彼女の心が癒され また関係者の環境改善の努力を期待し
彼女が再び元気にコートに現れることを願います。
chorus-kaze
ユーミンさん
今、ユーミンさんのところに書かせて頂いたコメントへの
ユーミンさんの返信コメントを読ませて頂いて
全く自然体のよくわかる言葉で書かれていて素敵だなぁと
思いました。
確かに「この気持ちをどう表現しようか」という時に
ぴったりな語彙を知っているか否かで、よりリアルに
伝えることできますよね。私はあまり本を読まないので
ブログ訪問をしていて、参考にさせて頂いています(#^.^#)

鬱病というのは、多分昔からあったと思いますが
治療法も薬もそれほど多くなかったでしょうし
いわゆる「精神病」として偏見もあり、公にできない時代がありました。
今は、病院にすぐ行き、お薬をすぐ出してもらう日本の病院事情が
こういった精神科は特に見えない?弊害も多いように思います。が
やはり薬でしかコントロールできないのも事実です。

ストレスを溜めないことと、自分のしたいように無理せず
暮らすことが一番良いようです。
ユーミンさんも、私もですが、年齢と共に色々
体に不具合が出てくるので、気楽にいきましょうね〜╰(*´︶`*)╯♡
duke1955
ニュースを聞いて驚きました。
大坂なおみ選手、もう3年も前から病気で苦しみながら、第一線で戦い続けていたのですね。
長いこと、彼女の課題はメンタルだと言われてきた陰に、そんな事情があったのかと、今更ながら同情を禁じ得ません。
今回の棄権は残念ではありますが、病気を告白したことが幸いして、再び大舞台に戻ってこられるよう祈っています。
アッコさんのご主人様も生前、難しい症状に悩んでいらっしゃったのですね。
ご本人はもちろん、そばで支えるご家族にとっても辛い日々だったことと推察いたします。
心身ともにギリギリの、限界に近いところで走り続けるからこそ、かろうじて保たれていたバランスが崩れたときに、罹ってしまいがちな病気なのですね。
ご主人様もアッコさんも、精一杯頑張ってこられたのだと思います。
今は天国からご主人様が見守ってくださっているのですね。
yuming718-
こんにちは~
大坂選手は大変ですね
こんな時、マネージャーとか会社の人が表に出て、守ってくれないんでしょうかね・・
なぜ 自身で「うつ病です」とか発表しないといけないんでしょうね
病を抱えて、あれだけの実力を維持するのは 相当な負担だったと思います

うつ病の方を抱えるご家族の方も大変ですよね
アッコさんもご主人のお世話で大変でしたね
見えない心の中の事ですから、気をつかいながらの生活は測り知れないものがあります

バラ、綺麗ですね
お花の写真は癒されます(^^♪
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「病気」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事