20日にある「大人の発表会」なるところで歌う3曲を伴奏してくれる、ピアニストのKさんとの合わせ練習に行ってきた。
兵庫県の西宮甲陽園で降りて、駅から5分ほどの彼女のレッスン教室までゆるい坂道をほそみっちゃんと歩く。このあたりは坂道が多い。
こういった坂道を毎日のように歩いたり自転車に乗っているので、最近問題視されている子供の体力や運動能力低下とは反対に、この地域の子供さんは足が強いのだそうだ。そんなことを話している内にKさんの教室に着いた。
出演するらしい大人の方がKさんとピアノ連弾の練習をしていた。この方はリコーダ専門だけれどピアノもお上手で、大人の発表会だからこそ自分の専門分野と違うことに挑戦できる。そういう私も「歌えるピアノ弾き」と称してほそみっちゃんとの二重唱に挑む。
最後の合わせの録音を先日買ったスピーカーで聴いてみる。このスピーカー、小さいながら重低音も充実していて、その音響にリコーダの方も感服してメーカーなどをメモして帰られた。
ちょっとしたサロンで演奏の音を拡声したい時に、昔だったら大きなアンプなどを設置したりして大掛かりだったけど、これは優れものだし重宝だと言って、ひとしきりこのワイヤレススピーカーの話題で盛り上がった。
ピアノの演奏と違って声楽の人はお客様の方に正面向いて演奏するので、プレッシャーでしょうと言われるとほそみっちゃんが言うけれど、彼女に誘われて今回図らずも歌うことになったが、私は歌うよりピアノの方がやっぱり緊張する気がする。まだまだ声楽の怖さを知らないからだろう。8年間ピアノ科の先輩とピアノ連弾をしてきたが、一番少人数のアンサンブルの連弾と同じく、デュエット・二重唱の醍醐味を楽しんでいることは間違いないと思う。
春らしいピンク色のプログラムを頂いてきた。
